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[332]  激怒するめーど  2006-10-30投稿
体の芯が冷たかった……


今日は、朝から寒い。


それはもう、凍えそうなぐらい。



テレビドラマでみた中学生達は、




皆柔らかそうなボンボンの耳あてに、白い息をはきながら、登校していた。



でも、外は晴れている。

それに、 それに
大好きな彼とも会えるしね…

麻紀『悠美ー、あたし先に行くよー。』
悠美『ちょっと待って―』

外に出ると、晴れているのに、冷たい風が吹いてて、とても寒かった。




悠美『ちょっと気になるんだけど、私の今日のファッション、決まってる?』
梨花『……まあまあ』
悠美『ちょっと―!それどーゆーこと!?』
というふうに冬の登校時間は盛り上がる。



セーラー服のリボンが、ひらり、と大きく揺れた。

そして2時間目。体育の時間のこと…
永瀬先生『いちについて、よーい、ドン!!』
私達は、いっせいに走り出した。

するとその時、校庭のポプラやイチョウの木が、むちゃくちゃに回っているように見えて、すごく苦しくなった。

あたしは、そのままバタリ、と倒れてしまった。

『鮎川さん!!!!!』
『ちょっと、鮎川さん、鮎川さん!!!!!』

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