home〜世界の果てまで連れてって〜
体の芯が冷たかった……
今日は、朝から寒い。
それはもう、凍えそうなぐらい。
テレビドラマでみた中学生達は、
皆柔らかそうなボンボンの耳あてに、白い息をはきながら、登校していた。
でも、外は晴れている。
それに、 それに
大好きな彼とも会えるしね…
麻紀『悠美ー、あたし先に行くよー。』
悠美『ちょっと待って―』
外に出ると、晴れているのに、冷たい風が吹いてて、とても寒かった。
悠美『ちょっと気になるんだけど、私の今日のファッション、決まってる?』
梨花『……まあまあ』
悠美『ちょっと―!それどーゆーこと!?』
というふうに冬の登校時間は盛り上がる。
セーラー服のリボンが、ひらり、と大きく揺れた。
そして2時間目。体育の時間のこと…
永瀬先生『いちについて、よーい、ドン!!』
私達は、いっせいに走り出した。
するとその時、校庭のポプラやイチョウの木が、むちゃくちゃに回っているように見えて、すごく苦しくなった。
あたしは、そのままバタリ、と倒れてしまった。
『鮎川さん!!!!!』
『ちょっと、鮎川さん、鮎川さん!!!!!』
今日は、朝から寒い。
それはもう、凍えそうなぐらい。
テレビドラマでみた中学生達は、
皆柔らかそうなボンボンの耳あてに、白い息をはきながら、登校していた。
でも、外は晴れている。
それに、 それに
大好きな彼とも会えるしね…
麻紀『悠美ー、あたし先に行くよー。』
悠美『ちょっと待って―』
外に出ると、晴れているのに、冷たい風が吹いてて、とても寒かった。
悠美『ちょっと気になるんだけど、私の今日のファッション、決まってる?』
梨花『……まあまあ』
悠美『ちょっと―!それどーゆーこと!?』
というふうに冬の登校時間は盛り上がる。
セーラー服のリボンが、ひらり、と大きく揺れた。
そして2時間目。体育の時間のこと…
永瀬先生『いちについて、よーい、ドン!!』
私達は、いっせいに走り出した。
するとその時、校庭のポプラやイチョウの木が、むちゃくちゃに回っているように見えて、すごく苦しくなった。
あたしは、そのままバタリ、と倒れてしまった。
『鮎川さん!!!!!』
『ちょっと、鮎川さん、鮎川さん!!!!!』
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