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恋04話

[311]  たかチャン★〃  2006-10-30投稿
…補習が終わり
来た道と同じ道を帰る。

那智の目は自然と
友義を捜している。

…でも

(居る訳ないか…。)
そう思い
大きなため息をつき
帰った。
「はあー…
何やってんだろ。」



そんなこんなで
帰ってきた那智。
「ただいまあー…」

すると
「おかえりー!!」
続々とやってくる
小さな子供達。

2・3歳かな…?

「…ええ゙っ?!」
那智は顔を
しわくちゃにして
驚いた。

だって那智に
兄弟は居ないから。

それにいつも
「おかえりー」
なんて…そんな返事
返って来ないから。

「あっ…
あんた達誰?!」

「かずきー!!」
「まいかー!!」
「みずきー!!」

(そういう意味じゃなくて…!!)
心の中で突っ込んだ。

しかし
元気に挨拶した3人に
対して
他の2人は黙っている。

(人見知りなのかな?)
と思った那智は優しく聞いてみた。

「君達はあー?」

二人は
顔を見合わせて言った。

「…僕はしん。」
「…ゆい。」
静かに答えた。

「じゃあーどっから
きたのかなあー?」
こんな状態でも
優しく
対応出来る自分に
那智は少し関心した。

しかし…

「どっかあー!!」

(またあの3人…!)
こんなのには
流石に
ちょっとイラついたから
怒ったフリをして
言った。

「あんたらねえー!
人んち勝手に
上がり込んでその態度は
ないでしょおー?!」

(…強過ぎたかな?)

「…うえーん」
「うあー」

やっぱり言い方が
強かったらしく
みんな
泣き出してしまった。

しかし
しん君だけは
平気そうにして
口を開いた。



※05話へ続く

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