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ディフェンド? ”復活” 56

[486]  2006-10-31投稿
 竜のつめは龍華のいる場所に刺さっていった。そして、また煙が舞った。
 「龍―――」
 藻が地面に手を付いて起き上がろうとしたとき、また背中が重くなった。
 「動くなっていいましたよね?」
 「くっ・・・」
 これ以上動いたら本当に潰されてしまう。藻はそれ以上動くことが出来なかった。
 「まだ傷も付けられてないんだけどな」
 秀はため息をついた。しばらくすると、秀はその場のある異変に気づいた。それは
 「熱い・・・」
 その場はさっきより熱くなっていた。そして、一番熱く感じたのは秀の目の前にある煙の中からだった。
 
 ブワァツ!!

 煙の中から勢いよく炎が飛び出してきて、舞っていた煙をはらった。そして、その中には龍華の姿があった。
 「なん・・・だと・・・」
 秀は少し驚いているようだ。龍華は竜のほうに炎の壁を向けて立っていた。
 「傷・・・か。そんなにつきたいなら、つけてやるよ」
 龍華はニッと笑っていった。

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