タイセツナモノ
「なんか、ごめんな。」
「なんでみきが謝んだよ。みきじゃなくて、あいつがわりいんだから。けつたにがさ!」
僕はその言葉に笑ってしまった。たけじもわらってた。
「まあ、動きが達者な霊でありますこと。」
「あぁ、そだね。」
――あら、ありがと。たけじくん。――
「さらめはあいかわらずだなぁ。」
たけじにははっきりとは、見えないと思う。ただ、いるってことがかすかにみえるだけ。でも顔がみえてなくたって、ちゃんとなぜか名前がわかっていた。
「みき、今日俺んちこない?五十嵐先生もくんだけどさ。」
「あぁ、今日はいいや。ごめん。」
「そっか、わかった。じゃあ、また明日!」
たけじはそういうと横断歩道を渡って、走っていった。少し立つと、何にも見えなくなった。
「じゃぁ、いくか僕たちも。」
そういって、横断歩道で待っていると、赤なのに、男の子が歩道に乗り出そうとゆっくり前にきていた。
「・・・・!!!!!」
――みき・・・・・!――
かすかにそんな声がきこえた。でもそんなこと考えてるひまもなく飛び込んでいた。
「なんでみきが謝んだよ。みきじゃなくて、あいつがわりいんだから。けつたにがさ!」
僕はその言葉に笑ってしまった。たけじもわらってた。
「まあ、動きが達者な霊でありますこと。」
「あぁ、そだね。」
――あら、ありがと。たけじくん。――
「さらめはあいかわらずだなぁ。」
たけじにははっきりとは、見えないと思う。ただ、いるってことがかすかにみえるだけ。でも顔がみえてなくたって、ちゃんとなぜか名前がわかっていた。
「みき、今日俺んちこない?五十嵐先生もくんだけどさ。」
「あぁ、今日はいいや。ごめん。」
「そっか、わかった。じゃあ、また明日!」
たけじはそういうと横断歩道を渡って、走っていった。少し立つと、何にも見えなくなった。
「じゃぁ、いくか僕たちも。」
そういって、横断歩道で待っていると、赤なのに、男の子が歩道に乗り出そうとゆっくり前にきていた。
「・・・・!!!!!」
――みき・・・・・!――
かすかにそんな声がきこえた。でもそんなこと考えてるひまもなく飛び込んでいた。
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