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ブラック―夜の叫びが始まりし時―

[628]  アサミ  2006-11-03投稿
洞穴の中に眩しい光が行き届く…朝。ブラックは大きく伸びをして外に出た。まだ箜鋤は来ていなかった。ブラックは太陽と影を見てから
「まだ、四時か。神も寝んのか…?」
と独り言を呟いた…洞穴に戻るとブラックは牙の遺体に話しかけた
「なぁ牙…俺な馬鹿な頭なりに、考えたんだぜ。絶対良い方法だと思う。生き返らせるまで待ってろよ牙…」
ブラックはまた洞穴の外に出た。ソワソワして何だか落ち着かない…とその時パッと箜鋤が現れた。
牙は静かにブラックを見ていた。牙はブラックの言葉に感動を覚えていた。―俺を生き返らせてくれるんだアイツ。待ってるからなブラック…ずっと信じて待ってるから―牙が見ている背後から拏蛇[ナダ]がやって来た。(…拏蛇は楼孥の弟に、あたる奴だ牙とブラックとよくつるんでいた大切な仲間だ)
「牙。ブラックはどんな調子だ?もうアイツなら起きてんだろ」
「あぁ拏蛇か。ブラックなら、もう起きてるぜ。なんか、俺を生き返らせてくれんだってさ」
「アイツに、んな事出来るかねぇ」
「ブラックになら出来る!」
「悪かった悪かった牙…ムキになんなって。でもよ何で言い切れんだょ」
「信じてるからだよ拏蛇。それにブラックはさ、自分がヤル気だしたら最後まで、やるタイプだし。」
「そっか。まぁ見てれば、じきに分かるか。何か進展あったら報告ヨロシクな!じゃあな牙また、楼孥兄とでも、くんぜ」
拏蛇フラフラと牙から離れていった…牙はまた静かになった中ブラックを見ていた…
ブラックは箜鋤に歩み寄った。箜鋤は静かに尋ねる…
「お主何か決めよったのぅ?昨日と大分顔つきが違っておる…はて何を決めたかの聞こうかのぅ」
ブラックは、もう一歩だけ、歩み寄ると口を開いた…
「箜鋤さんだっけか?俺命はさすがに無理だわ…」
「では牙殿は生き返れないのぅ」
「人の話は最後まで聞いてくれ!俺昨日ずっと考えてたんだ…よく物語とかで、蘇らせる為に死の世界に行くじゃんか。そんな事は出来ねぇのか?命はさすがに無理だけど…アイツの為、他に何か出来ねぇのか?」

感想

  • 5121: アサミです誤字脱字があります。すいませんでした… [2011-01-16]
  • 5122: また新たにキャラが増えましたね (ナダ)でしたねやっぱりブラックはとても友達思いなんですね見ててこんな友達が欲しいと思いましたアサミさん次回作楽しみにしていますよ〜 o(^o^)o(人狼) [2011-01-16]
  • 5123: いつも、有難うございます。ブラックみたいな友達アタシも欲しいです…(笑) ブラックは、ぶっきらぼうで愛想はないケド優しい友達思いの奴なんです これからもブラックと牙そしてアサミをヨロシクお願いします アサミ [2011-01-16]
  • 5124: いつも、有難うございます。ブラックみたいな友達アタシも欲しいです…(笑)拏蛇は…次回作に出るか出ないかさ迷い中です(笑) ブラックは、ぶっきらぼうで愛想はないケド優しい友達思いの奴なんです これからもブラックと牙そしてアサミをヨロシクお願いします アサミ [2011-01-16]
  • 5147: 今新たに投稿しましたょ! [2011-01-16]

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