バスターズ!・第66話 「ジャイアントアーム?」
マウス、確かにマウスである。白い体、頭にある大きくまがまがしい牙を生やした口、さらに間接にも小さな口‥‥
(こいつもさっきの奴と同じ‥‥)
しかし、通常のマウスとは似ても似つかない部分が、一つだけあった。
(でもなんだ!?あの馬鹿デカイ『腕』は!?)
それはその身体の胴よりも図太く、長い、『巨腕』だった。
まるで、肩に特大サイズの土管を二つくっつけたような身体をしている。
「ガッフ!!ガッフ!!」
【ズズゥン!ズズゥン!】
巨腕のマウスは低く唸りながら、その鉄球のような拳で地面を鳴らしている。
(さっきから聞こえてたのはあれか‥‥!)
「ガッフ!!‥‥ガフー‥」
巨腕のマウスは拳を止め、辺りをキョロキョロしだした。
(何かを‥‥探してる?)
そしてマウスは、龍一と目が合った。
「ガフー‥‥‥?」
いや、目の無いマウスに『目が合った』とゆう表現は正しくないかもしれない。しかし、巨腕のマウスはまるで見つめるかのように、扉の前の龍一に大きな『口』を向けていた。
(み、見てる‥‥)
しばらくの、沈黙が流れた。
「‥‥‥‥ガッフ!!!」
【ノシ‥ノシ‥ノシ‥】
沈黙をマウスのおたけびが破り、龍一へと歩を進め始めた。
「く‥‥来る!?」
「ガッファァァァァァ!!!!!」
【ダスッ!ダスッ!ダスッ!】
彩握高校グラウンド
PM10:03 29止分
ジャイアントアーム(JA)VS.藤堂龍一
バトル開始−−−
(こいつもさっきの奴と同じ‥‥)
しかし、通常のマウスとは似ても似つかない部分が、一つだけあった。
(でもなんだ!?あの馬鹿デカイ『腕』は!?)
それはその身体の胴よりも図太く、長い、『巨腕』だった。
まるで、肩に特大サイズの土管を二つくっつけたような身体をしている。
「ガッフ!!ガッフ!!」
【ズズゥン!ズズゥン!】
巨腕のマウスは低く唸りながら、その鉄球のような拳で地面を鳴らしている。
(さっきから聞こえてたのはあれか‥‥!)
「ガッフ!!‥‥ガフー‥」
巨腕のマウスは拳を止め、辺りをキョロキョロしだした。
(何かを‥‥探してる?)
そしてマウスは、龍一と目が合った。
「ガフー‥‥‥?」
いや、目の無いマウスに『目が合った』とゆう表現は正しくないかもしれない。しかし、巨腕のマウスはまるで見つめるかのように、扉の前の龍一に大きな『口』を向けていた。
(み、見てる‥‥)
しばらくの、沈黙が流れた。
「‥‥‥‥ガッフ!!!」
【ノシ‥ノシ‥ノシ‥】
沈黙をマウスのおたけびが破り、龍一へと歩を進め始めた。
「く‥‥来る!?」
「ガッファァァァァァ!!!!!」
【ダスッ!ダスッ!ダスッ!】
彩握高校グラウンド
PM10:03 29止分
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バトル開始−−−
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