恋15話
「よしっ
じゃ帰ろ!」
那智は
必死にその言葉を
ひねりだした。
そして
二人は那智の家へと
向かった。
今度は
楽しく喋りながら。
「今日はうちに
泊まりなよ♪」
「おっ
サンキュ!」
そして
一生懸命
音をたてないように
家に上がりこむと
二人は
手を繋ぎながら寝た。
那智は
…友義も
今までで1番の
幸せを感じただろう。
そして朝。
ピピピピピッ♪
携帯のアラームが
勢いよく鳴って
那智は
目覚めた。
そして
隣ですやすや眠る
友義を見て
微笑んで
繋いでた手を離し
父と母に
話しに行った。
あることを
除いて全部。
「そう。
見つかってよかった。」
「だね。」
「じゃ病院に
連れて行こう。」
「…うん。」
父と母は身支度をした。
那智は
何だか嫌だった。
(だって…
だって友義…。)
しかし
那智は
その気持ちを抑え
友義を起こし
病院へ行くことを
承諾させた。
そして
父は
急いで車を出した。
※16話へ続く
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