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片想い・・2話

[313]  2006-11-06投稿

茜はベンチに麻衣を見送るとベンチに向かった。

「げっ!!」

茜は急いで口を塞ぐともう1度ベンチを見た。ベンチには黒髪の男が煙草を吸いながら座っていた。

(最悪・・アレって相沢 沙良じゃん)

沙良(サラ)は入学当初1番浮いていた男。入学式から金髪で、先生達も唖然としてた。
綺麗な顔をしているけど、無愛想で無口で喋ったとしてもかなりの毒舌で女子が「見掛けチャラそう」とか「性格悪い」とか陰口を言っていた。

「・・・・・」

茜はもうベンチの目の前に来ていて戻りにくく、沙良の反対の端に座った。

茜は鞄から煙草を取り出してくわえてライターを探した。

(無い・・最悪)

茜はくわえていた煙草を手に持ちながら下を向いた。

「ライターねぇの??」
「・・・・えっ!??」

顔を上げると確かに沙良は茜の顔を見ていた。
茜は驚いて黙って頷いた。
すると沙良はポケットに手を突っ込みライターを取り出すとライターを茜に差し出した。

「・・あ・・ありがとう」

茜はライターを受け取って煙草に火をつけ沙良にライターを変えした。

(そんな悪い奴じゃ無いのかも・・)

「あんた何年??」

沙良は真顔で訪ねると、茜は眉間にシワを寄せながら答えた。

「同じ1年ですけど」





[登場人物紹介]

・名前
藤村 麻衣(フジムラ マイ)

・身長/体重
150?/41k

・誕生日
10.01

・趣味
遊びまくる

・髪型
ミルクティ-ブラウンのロング

・好きなモノ
料理

・嫌いなモノ
運動

・特徴
人なっこく誰とでもすぐ仲良くなれる。

感想

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