白い森 2
昼休みに学校を抜け出す。
進学校の二年生ともなれば、まわりはすでに受験勉強に必死だ。放課後は大多数の生徒が塾や予備校へ通う。
そんな中、たいした勉強もせずに成績が常にトップの淳一が、学校を抜け出すのは一度や二度ではなかった。
成績優秀な淳一を学校側は責めようとしない。
「はぁ…」溜め息をひとつ。『淳君はどこ行ったんだろ…』
去年まで女子大生。猪狩は教育の、理想と現実のギャップに戸惑っていた。
川にはおたまじゃくや小魚が泳いでいた。太陽に雲が掛かることはなく、強い風が気持ち良い。
淳一は、川の流れをずっと見つめていた。
桜の枝は 緑に包まれた
つづく
進学校の二年生ともなれば、まわりはすでに受験勉強に必死だ。放課後は大多数の生徒が塾や予備校へ通う。
そんな中、たいした勉強もせずに成績が常にトップの淳一が、学校を抜け出すのは一度や二度ではなかった。
成績優秀な淳一を学校側は責めようとしない。
「はぁ…」溜め息をひとつ。『淳君はどこ行ったんだろ…』
去年まで女子大生。猪狩は教育の、理想と現実のギャップに戸惑っていた。
川にはおたまじゃくや小魚が泳いでいた。太陽に雲が掛かることはなく、強い風が気持ち良い。
淳一は、川の流れをずっと見つめていた。
桜の枝は 緑に包まれた
つづく
感想
感想はありません。
「 福島 本康 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。