師匠?
まゆ《つらくて…また腕切っちゃった……タカシごめんね…まゆにはタカシがいるのに…。》
まゆは左手に持っていたカミソリを置き,数え切れない程の痛々しい真っ赤な傷のある右腕を左手で“ギュッ”と握りしめた。
その日も,あくる日もまた,その次の日も,終わる事のない長い夜が続いた。
単純にまゆは自分の事を理解してくれる人が欲しかった。
全てを誰かに打ち明けたかった。
そしてまゆの全てを受けとめて欲しかった。
そう,友達が欲しかった。愛が欲しかった。
もしあの時出会い系サイトでタカシにメールを送らなかったら,
タカシという存在に出会う事ができなかったら,
……まゆはこの世にはもういなかっただろう。
それくらいタカシの存在が大きかった。
まゆとタカシは次第に打ち解けて,携帯番号の交換,住所,そして本当の名前を知る事になった。
まゆ《まゆは本当は麻衣って言う名前だよ!タカシは聞いていい?》
タカシ《それでまゆ?(笑)俺は“崇”と書いてタカシだよ。残念だけどそのまま。》
麻衣は驚いた。
崇は嘘を1ツもついていなかった。
それどころか嘘をついていた事に対して怒らなかった。
麻衣は呟く。
『これが友達?』
まゆは左手に持っていたカミソリを置き,数え切れない程の痛々しい真っ赤な傷のある右腕を左手で“ギュッ”と握りしめた。
その日も,あくる日もまた,その次の日も,終わる事のない長い夜が続いた。
単純にまゆは自分の事を理解してくれる人が欲しかった。
全てを誰かに打ち明けたかった。
そしてまゆの全てを受けとめて欲しかった。
そう,友達が欲しかった。愛が欲しかった。
もしあの時出会い系サイトでタカシにメールを送らなかったら,
タカシという存在に出会う事ができなかったら,
……まゆはこの世にはもういなかっただろう。
それくらいタカシの存在が大きかった。
まゆとタカシは次第に打ち解けて,携帯番号の交換,住所,そして本当の名前を知る事になった。
まゆ《まゆは本当は麻衣って言う名前だよ!タカシは聞いていい?》
タカシ《それでまゆ?(笑)俺は“崇”と書いてタカシだよ。残念だけどそのまま。》
麻衣は驚いた。
崇は嘘を1ツもついていなかった。
それどころか嘘をついていた事に対して怒らなかった。
麻衣は呟く。
『これが友達?』
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