大切な想い
屋上−−−− 「本当にあの楓・・ちゃんなの?」 「そうですよ。小さい頃公園で出会った。恥ずかしながら当時の私は泣いていましたが。」 楓は少し照れながら答えた。 彼女は 如月 楓 智明が幼少の頃に公園で出会ったい、それ以来会うことがなかった女の子。 その女の子が今智明の目の前にいる。 「私はあの後、すぐに遠くへ引越してしまい、あなたにお別れを言う事も出来ませんでした。けど、こっちにまた帰って来る事になり転入先のこのクラスの名簿を見たらあなたの名前を見つけて、あなたはいました。私は智明さんにまた会えてすごく嬉しいです。」 楓はすごく幸せそうな顔で話してくれた。 智明は顔が赤くなるのがわかってつい下を向いてしまった。その時休み時間終了のチャイムが鳴ったので二人は教室へ戻っていった。
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