天使のすむ湖(最終章)7岬から
香里さんの17回忌をしめやかに三月に行った後、一樹が以前から雑誌に書いていた、ターミナルケアと緩和ケアについて出筆していたものが、一冊の本として、書店に並んだ。すると、ベストセラーとなり、医学書としては異例のことで、マスコミにもよく取り上げられるようになった。
全国的に病院自体も、一樹も有名になり、格安料金で癒される空間があると、日本全国からの患者がこのホスピスを探して、入居を希望してくるようになり、社会貢献をしている。
私は思う、香里さんはすごい人だと、ただの高校生だった一樹を、本物の医療系天使に変えてしまったのは、間違いなく香里さんだったのだから・・・
あの看取りがあったからこそ、今の一樹のターミナルケアのスーパードクターとしての存在がある・・・
私には香里さんも、一樹も本物の天使だと思える。
私はただの女として、かげながらこれからもきっと一樹を支えるだろう。不器用な私にはそれしか出来ないけれど、それが生き方ならばその今ある幸せを、大事に生きていこうと思う。
全国的に病院自体も、一樹も有名になり、格安料金で癒される空間があると、日本全国からの患者がこのホスピスを探して、入居を希望してくるようになり、社会貢献をしている。
私は思う、香里さんはすごい人だと、ただの高校生だった一樹を、本物の医療系天使に変えてしまったのは、間違いなく香里さんだったのだから・・・
あの看取りがあったからこそ、今の一樹のターミナルケアのスーパードクターとしての存在がある・・・
私には香里さんも、一樹も本物の天使だと思える。
私はただの女として、かげながらこれからもきっと一樹を支えるだろう。不器用な私にはそれしか出来ないけれど、それが生き方ならばその今ある幸せを、大事に生きていこうと思う。
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