ディフェンド? ”奇跡” 60
「嘘・・・でしょ・・・?」
まどかは目の前の光景に目を疑った。地面にひびが入るほどの重力を抱えながらも龍華は立ち上がろうとしているからだ。
「何なの・・・この人・・・」
「動揺するな!まどか」
秀は大声で言った。すると、まどかはハッとしてもぅ1度龍華に向けて重力を放った。
「うっ・・・」
龍華の背中はまた重くなった。だが、龍華はこの重さに負けるわけにはいかなかったのだ。
『負けないで・・・龍華さん』
『負けたら、只じゃおかないからな!』
さっきから聞こえてくるこの声は死んだはずの秀とまどかの声だった。しかし、目の前にいる2人がそんな言葉を発するわけが無い。きっと、霊になった2人が自分に言ってるのだろうと龍華は思った。
『記憶から出来た私達になんか負けないで』
『俺達を悪に作った晶を倒してくれよ』
『信じてますよ・・・龍華さん』
『根性見せろよ・・・龍華さん』
―――あぁ・・・
心の中でそぅ呟いたとき、何処かで2人が笑った気がした。龍華は、強く手を握った。
「うおぉぉぉぉぉっ!!」
その時、何かがはじけたような音がした。秀とまどかは顔の前に腕をやって吹き付ける風からガードするしかできなかった。
2人は目を開けた。すると、数メートル離れた所丸くへこんだ地面があった。その中心には龍華が立っていた。龍華の体はかすかに光ってるように見える。
「奇跡だ・・・」
藻は言った。それは確かに奇跡に近いかもしれない。この重力からの脱出は、死んだ仲間が生んだ奇跡だった。
まどかは目の前の光景に目を疑った。地面にひびが入るほどの重力を抱えながらも龍華は立ち上がろうとしているからだ。
「何なの・・・この人・・・」
「動揺するな!まどか」
秀は大声で言った。すると、まどかはハッとしてもぅ1度龍華に向けて重力を放った。
「うっ・・・」
龍華の背中はまた重くなった。だが、龍華はこの重さに負けるわけにはいかなかったのだ。
『負けないで・・・龍華さん』
『負けたら、只じゃおかないからな!』
さっきから聞こえてくるこの声は死んだはずの秀とまどかの声だった。しかし、目の前にいる2人がそんな言葉を発するわけが無い。きっと、霊になった2人が自分に言ってるのだろうと龍華は思った。
『記憶から出来た私達になんか負けないで』
『俺達を悪に作った晶を倒してくれよ』
『信じてますよ・・・龍華さん』
『根性見せろよ・・・龍華さん』
―――あぁ・・・
心の中でそぅ呟いたとき、何処かで2人が笑った気がした。龍華は、強く手を握った。
「うおぉぉぉぉぉっ!!」
その時、何かがはじけたような音がした。秀とまどかは顔の前に腕をやって吹き付ける風からガードするしかできなかった。
2人は目を開けた。すると、数メートル離れた所丸くへこんだ地面があった。その中心には龍華が立っていた。龍華の体はかすかに光ってるように見える。
「奇跡だ・・・」
藻は言った。それは確かに奇跡に近いかもしれない。この重力からの脱出は、死んだ仲間が生んだ奇跡だった。
感想
感想はありません。
「 梓 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。