まいほーむ 1
俺―アキラとマコは、同棲して丸2年を迎えた。
付き合いは5年を越え、お互いのことはほぼ全部――時には自分自身よりよく解る。
例えば何気無いクセやリアクション・・そして次の行動パターンなど。
その日も俺には、マコの次の言動が手にとるように解った。
「これ、なに?」
22歳には見えない童顔を精一杯しかめるマコ。
手には愛用のマグカップ(クマの顔形)・・・口紅付き。
「マグカップ。」
「そうじゃなくて!これっ!」
「口紅。」
「なぁんで口紅なんかついてるのっ!」
怒ってるのかどうなのかいまいち解りにくい口調。けど唇を付き出すクセで解る。
けっこう本気の嫉妬だ。
「なんでって、今日バイト先のやつら家に呼んだの知ってるだろ。」
「女の子もいるなんて聞いてないっ!」
「ちゃんとお前が帰ってくるまでに帰しただろ。」
「知らない間に来てるほぅが嫌っ!」
2年も同棲してるのに、今だにくだらないことで嫉妬するマコ。そんだけ俺のことが好きなんだ。悪い気はしない。いやむしろそういう解りやすいとこが可愛くて好きだったりする。
でも、いじめたくなる。
付き合いは5年を越え、お互いのことはほぼ全部――時には自分自身よりよく解る。
例えば何気無いクセやリアクション・・そして次の行動パターンなど。
その日も俺には、マコの次の言動が手にとるように解った。
「これ、なに?」
22歳には見えない童顔を精一杯しかめるマコ。
手には愛用のマグカップ(クマの顔形)・・・口紅付き。
「マグカップ。」
「そうじゃなくて!これっ!」
「口紅。」
「なぁんで口紅なんかついてるのっ!」
怒ってるのかどうなのかいまいち解りにくい口調。けど唇を付き出すクセで解る。
けっこう本気の嫉妬だ。
「なんでって、今日バイト先のやつら家に呼んだの知ってるだろ。」
「女の子もいるなんて聞いてないっ!」
「ちゃんとお前が帰ってくるまでに帰しただろ。」
「知らない間に来てるほぅが嫌っ!」
2年も同棲してるのに、今だにくだらないことで嫉妬するマコ。そんだけ俺のことが好きなんだ。悪い気はしない。いやむしろそういう解りやすいとこが可愛くて好きだったりする。
でも、いじめたくなる。
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