まいほーむ 5
「何やってんだ俺・・・」
軽い気持ちで怒らせて、傷付けて――
――婦女暴行の――
突然耳にはいった不穏な言葉に驚いて顔を上げる。TVはいつのまにか明るいバラエティから無機質なニュースに変わっていた。
時刻は1:10
女が一人で歩く時間じゃない。
思わず携帯を掴むがもちろん何もきていない。当たり前だ。隣にマコの携帯が転がってる。だからかけることもできない。
「携帯くらい持っていけよ・・!」
次の瞬間には家を飛び出していた。
身を切る様な冷たい風を感じ、自分もコートを忘れたことに気付く。でも寒いのは体じゃない。心臓が冷たい。
とりあえず近所の公園へ向かう。近付くにつれ大きくなる数人の喋り声。嫌な想像ばから膨らむ。
―婦女暴行―\r
公園に飛び込むと、ベンチ付近にたむろする男達が目にはいった。他は誰もいない。
迷わず近寄っていくと、気付いた一人の男が立ち上がった。
「女見なかったか?」
「はぁ?」
ニヤニヤ笑いながら聞き返す男の胸ぐらを掴む。急だったので面食らったらしく、慌てる男たち。
「なんだよお前!」
「離せよっ!」
「女見なかったかって聞いてんだよ。」
軽い気持ちで怒らせて、傷付けて――
――婦女暴行の――
突然耳にはいった不穏な言葉に驚いて顔を上げる。TVはいつのまにか明るいバラエティから無機質なニュースに変わっていた。
時刻は1:10
女が一人で歩く時間じゃない。
思わず携帯を掴むがもちろん何もきていない。当たり前だ。隣にマコの携帯が転がってる。だからかけることもできない。
「携帯くらい持っていけよ・・!」
次の瞬間には家を飛び出していた。
身を切る様な冷たい風を感じ、自分もコートを忘れたことに気付く。でも寒いのは体じゃない。心臓が冷たい。
とりあえず近所の公園へ向かう。近付くにつれ大きくなる数人の喋り声。嫌な想像ばから膨らむ。
―婦女暴行―\r
公園に飛び込むと、ベンチ付近にたむろする男達が目にはいった。他は誰もいない。
迷わず近寄っていくと、気付いた一人の男が立ち上がった。
「女見なかったか?」
「はぁ?」
ニヤニヤ笑いながら聞き返す男の胸ぐらを掴む。急だったので面食らったらしく、慌てる男たち。
「なんだよお前!」
「離せよっ!」
「女見なかったかって聞いてんだよ。」
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