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悲しき殺屋2

[564]  たつん  2006-11-10投稿
かずや「噂ってなに??」

かずやは、友人がいつもみたいにとんでもない嘘を言う。


そう思っていた。


「おぅ…噂なんだけどさ、」

かずや「なんだよ!」

「あのじいさん…昔人殺してるらしいよ。」

やっぱり思った通りだ。かずやは予想通り友人がデマを言ったことに対し軽く微笑んだ。


かずや「んなわきゃない!」

軽く流すかずや。すると友人は今まで下を向いていた顔をかずやの方に向けた。

「いやマジだって!!うちの親父が小さい頃なんかやったらしい…」


かずやは微笑みながらいった。

「そりゃないって!昔からパン屋だろ!なんでパン屋が人殺すんだよ。」

友人はそっと弁当を片づけだしながらこう言った。

「親父の同級生が、殺されたらしい。」

かずや「は…??マジで??」

かずやはウソと思いつつも、そう聞き返した。


「マジマジ!昨日親父がってか、前から酔っ払うと言ってたんだよ。」

友人は続けた。

「おれも初めは信じなかったさ、けどあまりに酔っ払う度に言うから一回聞いたんだよ。」

「ほんとに??って」


「そしたらさ、急に親父が泣き出して。。」

かずやにはウソのような演技に見えた。
かずや「わかった、わかったとりあえず授業始まるし教室戻ろうぜ!」

「…ああ」

友人はまだ話したかったみたいだ、かずやは気付いてはいたが立ち上がると、玄関に向かって歩いていった。


「おぃ…」


かずや「ん??」

かずやの歩いている後ろから友人が声をかける。

「じいさんの家行ってみない?!」

友人の言葉に合わせ、かずやは少しゆっくり歩いた。

少し興味がある。

かずやはそう思った。

「授業バックレて行って見ようぜ!」


かずや友人の方に振り向き親指を突き立てた。

かずや「おもしろそうだな!行こうぜ!」

「よっしゃ!かばんとってくる!」

そういうとダッシュで興味まで友人は戻っていった。


かずやは友人が来るまでの間おじいさんを観察していた。

いわばラーメンの屋台のパンバージョンで、いつもおじいさんはそのリヤカーを引いて歩いて自宅まで帰っている。


おじいさんは帰り支度を済ませるとゆっくりリヤカーを引いて歩き始めた。


「お〜い!お前のかばんこれだよな?」
友人が戻ってきた。
かずや「おぉサンキュー!おじいさん歩き始めたぞ!」

友人はすぐに後を付け始めた。

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