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君へ…

[330]  紫鏡  2006-11-10投稿
君がいた部屋にはまだ温もりが残ってる
初めて君と会ったのは…白
それが……


今まで一人だったこの部屋に知らない人が来た
看護師さんは、この人は新しい入院患者だと教えてくれた

「(この人が新しい人…)こんにちわ」

「こんにちわ、君が海音(みお)ちゃんだね?」

「はい」

「僕は戒斗っていうの、よろしくね」


すっごく大人びいた子だって思ったの
だって、身長も私より本当に高いし、礼儀正しくて
後で担当医の先生に彼のことを聞いたら同じ年だって聞いてビックリ!


「海音ちゃんの親はお見舞いに来ないの?」

「うん」

「どうして?」

「仕事よ」


戒斗君が来て一週間が経つ
彼の親は週一でお見舞いに来ている
だから、仕事でこれない母様と父様
彼を見ていると…とても羨ましいの
でも言えない


「なら、僕がお見舞いに来てあげるよ」

「同じ部屋なのに?」

「同じ部屋だからだよ」


私には彼の言ったことがよく理解出来なかった
同じ部屋にいて毎日顔を合わすのに、どうやったらお見舞いになるのだろうか?


「?」


私は分からないけど、彼はずっと笑ってた


「海音ちゃん、往診に来たよ」

「お願いします」


担当医の先生は、今日何があったか聞いてくる
別に嫌とかじゃなくて、一日のことを報告できる人がいるって幸せだって思ったの
だから今日は、戒斗君の言っていた
゛同じ部屋にいるからだよ゛
って言ってたことを話したの

「先生、どうゆうこと?」

「戒斗君に直接聞いてみたらどうかな?」


先生にも分からなかった
やっぱり、本人に聞くしかないのかな?
考えてても仕方ないよね!
今日はもう遅いから、明日聞いてみよう!!

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