MORTAL〜カケガエノナイモノ〜
つまり、彼女の言いたいことをまとめるとこうだ。
彼女の名前はキリカ。正真正銘の死神らしい。しかも、本人曰くかなり権威のある死神とのこと。まぁ、問題はそんな彼女がどうして僕の前に姿を現したかだが、これがまた少しややこしい。
「死神ってもんは、死神が付く人間が生まれてから死ぬまでずっとその人を見てるものなの。そして対象が死んで初めて自由になり、また新たに付く人を捜すものなのよん。」
僕の部屋で、僕以上に態度のでかいキリカはなおも続ける。「本当はね、死神っていうのはどんな時でも人間の前に姿を現しちゃ駄目なの。」
「えっ・・・!!それって、でも、キリカ・・・さん。貴女も死神でしょう!?」
思わず立ち上がり突っ込みを入れる。
「まぁまぁ待ちなさいな。話はこれからよ。・・・それと、キリカでいいわ。今から三日も衣食住をともにする相手なのだから、もっとフレンドリィーにいきましょ。」
「は、はぁ・・・」「話を元に戻しましょうか。どうして私が貴女の前に姿を現したか。それはね・・・」
キリカの声のトーンが下がり、僕は息を飲む。
「貴方に付いていた死神が死んじゃったからなの〜あは」
「え・・・」
おぃおぃ、あはって・・・笑ってる場合じゃないだろ!というか、死神も死ぬのか。
「死ぬわよ。」
僕の思考にキリカは答える。
「なぜ死んじゃったかは企業秘密だけどねん。まぁ〜それで死んじゃった訳さ。では貴方の最後は誰が見る?って話になって、私が志願したってわけ。だって、貴方なかなかおもしろい一生を送っているもの。」
・・・僕は言葉を失う。色々言われすぎて頭が状況に追いつかない。
「混乱が手に取るように分かるわ〜なんか面白いわね。私ってSかしら。・・・じゃあ、次は私からの質問。貴方の担当になったのは今日で、まだよく知らないもの。」
キリカは続けて言う。
「いきなり死を宣告されて、混乱するのは分かる・・・でも、貴方が全く取り乱さないのはなぜ?心拍があがらないのはなぜ?それに・・・貴方。」
僕の前に立ち上がり、顔をぎりぎりまで寄せてくる。
そして一言。
「なぜ、こんな状況なのに貴方は笑ってるの・・・?」
彼女の名前はキリカ。正真正銘の死神らしい。しかも、本人曰くかなり権威のある死神とのこと。まぁ、問題はそんな彼女がどうして僕の前に姿を現したかだが、これがまた少しややこしい。
「死神ってもんは、死神が付く人間が生まれてから死ぬまでずっとその人を見てるものなの。そして対象が死んで初めて自由になり、また新たに付く人を捜すものなのよん。」
僕の部屋で、僕以上に態度のでかいキリカはなおも続ける。「本当はね、死神っていうのはどんな時でも人間の前に姿を現しちゃ駄目なの。」
「えっ・・・!!それって、でも、キリカ・・・さん。貴女も死神でしょう!?」
思わず立ち上がり突っ込みを入れる。
「まぁまぁ待ちなさいな。話はこれからよ。・・・それと、キリカでいいわ。今から三日も衣食住をともにする相手なのだから、もっとフレンドリィーにいきましょ。」
「は、はぁ・・・」「話を元に戻しましょうか。どうして私が貴女の前に姿を現したか。それはね・・・」
キリカの声のトーンが下がり、僕は息を飲む。
「貴方に付いていた死神が死んじゃったからなの〜あは」
「え・・・」
おぃおぃ、あはって・・・笑ってる場合じゃないだろ!というか、死神も死ぬのか。
「死ぬわよ。」
僕の思考にキリカは答える。
「なぜ死んじゃったかは企業秘密だけどねん。まぁ〜それで死んじゃった訳さ。では貴方の最後は誰が見る?って話になって、私が志願したってわけ。だって、貴方なかなかおもしろい一生を送っているもの。」
・・・僕は言葉を失う。色々言われすぎて頭が状況に追いつかない。
「混乱が手に取るように分かるわ〜なんか面白いわね。私ってSかしら。・・・じゃあ、次は私からの質問。貴方の担当になったのは今日で、まだよく知らないもの。」
キリカは続けて言う。
「いきなり死を宣告されて、混乱するのは分かる・・・でも、貴方が全く取り乱さないのはなぜ?心拍があがらないのはなぜ?それに・・・貴方。」
僕の前に立ち上がり、顔をぎりぎりまで寄せてくる。
そして一言。
「なぜ、こんな状況なのに貴方は笑ってるの・・・?」
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