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ディフェンド? ”欠点” 61

[441]  2006-11-10投稿
 「何故だ・・・」
 秀は龍華の姿を見て呟いた。
 「何故アイツはまだ立っていられるんだ?」
 「秀!上!」
 「!」
 まどかの声を聞いて、秀は上を向いた。そこには、龍華の姿があった。龍華は右手を前に突き出すと同時に炎を放った。秀は間一髪でそれを避けた。
 「なっ!」
 龍華が地面に着地したかと思うと、一瞬で秀の後ろに移動した。そして、炎のこもった拳を秀の背中にぶつけた。
 「う、うわぁっ」
 秀は数メートル前に飛ばされた。それを見て、まどかが龍華のほうへ向かっていった。
 「はっ!」
 まどかは、龍華に向けて重力を放った。だが、龍華はそれを軽々と避けてまどかの頭上に飛んだ。
 「このっ!」
 まどかは、また重力を放った。それと同時に、龍華も炎を放った。
 「!」
 龍華が放った炎は刃物のようにとがったものに変形して、まどかのところに刺さっていった。
 「うっ・・・」
 まどかはその場に膝を着いた。
 「そぅか・・・」
 それをみて、藻は呟いた。
 
 相手の能力は重力。

 敵を押さえつけるのには役に立つが欠点がある

 それは、上から攻撃されたときだ・・・

 龍華はそれを知ってた・・・?

 「・・・なよ」
 「・・・?」
 秀の声が聞こえた。龍華は秀がいる方向を見る。
 「ふざけるなよ!」
 秀が大声で言ったとき、空から3つの首を持つ竜が現れた。すると、その時龍華の横にはあの2人が現れた。

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