うそつき(10
聞きたい。
でも聞きたくない。
複雑に混ざり合った感情を抱えて私はシュウジの答えを待つ。
「…オレ…」
ペキッとシュウジが缶に力を入れた音がする。
「…わかんねんだよ。正直、自分の気持ちがさ…」
…わかんない?
その答えは私が期待していたものとは違った。
「最初はテキトーに付き合い始めて好きとかなかった。でもさ…やっぱ一緒にいると…なんつーの?情が湧くっつーかさ…」
胸がキリキリする。
痛い。
どうしようもない悔しさとか悲しみとか…嫉妬が私を痛めつける。
「でも…変な話、あいつを抱く気にはなれねぇんだよな。なんでかな…」
そう言ってシュウジが私の方に振り向く。
目と目が合う。
お互い何を言うこともなく、ただ見つめ合い、時計の音だけが響く。
私の胸も高鳴る。
さっきまでの痛みは消えて
この瞬間、何かを期待している自分が居た────。
でも聞きたくない。
複雑に混ざり合った感情を抱えて私はシュウジの答えを待つ。
「…オレ…」
ペキッとシュウジが缶に力を入れた音がする。
「…わかんねんだよ。正直、自分の気持ちがさ…」
…わかんない?
その答えは私が期待していたものとは違った。
「最初はテキトーに付き合い始めて好きとかなかった。でもさ…やっぱ一緒にいると…なんつーの?情が湧くっつーかさ…」
胸がキリキリする。
痛い。
どうしようもない悔しさとか悲しみとか…嫉妬が私を痛めつける。
「でも…変な話、あいつを抱く気にはなれねぇんだよな。なんでかな…」
そう言ってシュウジが私の方に振り向く。
目と目が合う。
お互い何を言うこともなく、ただ見つめ合い、時計の音だけが響く。
私の胸も高鳴る。
さっきまでの痛みは消えて
この瞬間、何かを期待している自分が居た────。
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