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レジェンド・オブ・テラ ?

[337]  2006-11-12投稿
モランノン入社以前の彼の経歴は殆ど知られていない。ただ、彼が入社した直後から、モランノンにはビザンティア軍からの発注が殆ど独占的に入りだしたと言うのは事実である。
財政大臣として政界入りしたジャスタリスは軍、財界とのコネクションを利用し、腐敗していた官僚機構を粛正に近いやり方で改善し、弱小企業を統合させるというやり方で、しかし効果的に経済を立て直し、これが彼の真に恐るべき力なのだが、驚異的な人身掌握術を駆使し、国民の圧倒的な支持を得た。そんな中、エデローラム大統領が官邸前で射殺されるという事件が起きた。ジャスタリスはこれを民共党保守派の仕業とし、自分に敵対する者を次々と消して行った。この暗殺の真犯人は未だに捕らえられていないのだが。
そして今より10年前、テラ共通暦4265年、ジャスタリスは35才にして「終身大統領」に就任した。

その後、ジャスタリスはビザンティアの主要民族、ビザント人の民族主義と軍国主義を掲げ、国内を締め付けていった。
そして他国には、エラミカと結び圧倒的な拡張政策を取っていった。
アナトル半島付け根部分の東半分はエラミカが抑えていたが、残る西半分は「つ」の字の書き始めの部分を占める国、ルテチアとが北部を、南のインナ湾―「つ」の字の内側に当たる湾―の海岸沿いには、「つ」の南半分ほぼ全てを占め、ビザンティアに対抗出来る唯一の国と言われるペルティス帝国の飛び地があったが、ジャスタリス手始めにここを侵略し、北部のルテチア領を奪い取った。またアナトル半島周辺の島にあった小都市国家や他国領を次々に併合していき、そして長らくビザンティアの忠実な同盟国だったが技術の遅れから軍事的に弱体であった、ビザンティア北西にある大きな島にあった国、アルパス公国を2年半に渡る苛烈な戦争の末併合した。これが1年前の事である。
因みに、ビザンティアとエラミカの技術力は現代の地球の少し上、ペルティスは現代程度、ルテチアは20世紀半ば程度だが、アルパスは18世紀火薬登場期程度であり、長弓まで現役だった。

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