Drug&Heart?
深夜1時。
今日も私の寝室のドアが開く。私は眠ったフリをする。
毎夜毎夜、男は私の部屋に入ってくる。一週間前から毎晩こうだ…。
キィ…パタン。
ドアを閉めると、布団の中にモゾモゾと体をねじ込んでくる。
『はぁ…はぁ…サツキ…』
臭い息は荒く、耳元で囁く男の声に私は鳥肌がたつ。
お兄ちゃんは大学三年生だ。実の兄なのに、なぜこんなことをするのかサツキには理解できなかった。
寝ながら右を向く私を後ろから抱くようにして、服のなかに手を入れる兄。
胸を揉みしだかれ、いじくりまわされ、下半身へと手を伸ばす…。
…昨日はパジャマのスボンをおろされ、パンツに何かをかけられた…。
だんだんエスカレートする兄の性的嫌がらせにサツキは恐怖を感じていた。
今夜はナニをされるか…。
考えただけでゾッとする。
…一度だけ、抵抗したことがある。一番最初に部屋に入ってきた夜だ。
悲鳴をあげようとしたら口を押さえ込まれ、腹を殴られた。
『騒いでも無駄だぞ?母さんは俺たちに無関心なんだ。』
苦しくて、息ができなくて…気持ち悪かった。
うちは母子家庭だ。
母は家庭に関心がなく、新しくできた男を家に連れ込む…。
二階に私たちがいようがいまいが、彼女には関係ない。
恐い…いやだ。
サツキが怯えるのを楽しむように、兄の手はサツキの体を這い回る。
『サツキぃ…はぁっ…はぁ』
お尻に硬いモノがあたる。荒い息で何度も何度も股間をこすり付けてくる。
虫のようにはい回る手が、サツキのパンツの中へと侵入してきた。
サツキの敏感な部分をみつけると、つまんだり、指で弾いたりして遊びだす。
『……ふぅぅ…』
漏れる声を必死に押さえ込む。
『あれぇ?…サツキ、起きちゃったのかなぁ…?』
妙に甘ったるい声でサツキの耳をなめ回す兄。
『ほぅら…入ってくよ』
蛾の幼虫みたいなおぞましい指が、サツキの中に突っ込まれる。
『ぅうん…!』
『きもちいいの?サツキ、きもちいいのっ?』
ぎしっ…ぎしぎしっ!
一階で床が軋む音がした。
…お母さんが起きてる。
今日も私の寝室のドアが開く。私は眠ったフリをする。
毎夜毎夜、男は私の部屋に入ってくる。一週間前から毎晩こうだ…。
キィ…パタン。
ドアを閉めると、布団の中にモゾモゾと体をねじ込んでくる。
『はぁ…はぁ…サツキ…』
臭い息は荒く、耳元で囁く男の声に私は鳥肌がたつ。
お兄ちゃんは大学三年生だ。実の兄なのに、なぜこんなことをするのかサツキには理解できなかった。
寝ながら右を向く私を後ろから抱くようにして、服のなかに手を入れる兄。
胸を揉みしだかれ、いじくりまわされ、下半身へと手を伸ばす…。
…昨日はパジャマのスボンをおろされ、パンツに何かをかけられた…。
だんだんエスカレートする兄の性的嫌がらせにサツキは恐怖を感じていた。
今夜はナニをされるか…。
考えただけでゾッとする。
…一度だけ、抵抗したことがある。一番最初に部屋に入ってきた夜だ。
悲鳴をあげようとしたら口を押さえ込まれ、腹を殴られた。
『騒いでも無駄だぞ?母さんは俺たちに無関心なんだ。』
苦しくて、息ができなくて…気持ち悪かった。
うちは母子家庭だ。
母は家庭に関心がなく、新しくできた男を家に連れ込む…。
二階に私たちがいようがいまいが、彼女には関係ない。
恐い…いやだ。
サツキが怯えるのを楽しむように、兄の手はサツキの体を這い回る。
『サツキぃ…はぁっ…はぁ』
お尻に硬いモノがあたる。荒い息で何度も何度も股間をこすり付けてくる。
虫のようにはい回る手が、サツキのパンツの中へと侵入してきた。
サツキの敏感な部分をみつけると、つまんだり、指で弾いたりして遊びだす。
『……ふぅぅ…』
漏れる声を必死に押さえ込む。
『あれぇ?…サツキ、起きちゃったのかなぁ…?』
妙に甘ったるい声でサツキの耳をなめ回す兄。
『ほぅら…入ってくよ』
蛾の幼虫みたいなおぞましい指が、サツキの中に突っ込まれる。
『ぅうん…!』
『きもちいいの?サツキ、きもちいいのっ?』
ぎしっ…ぎしぎしっ!
一階で床が軋む音がした。
…お母さんが起きてる。
感想
- 5436: 描写と話の進め方が上手いですね。これからホラーへどうやって展開するか楽しみです [2011-01-16]
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