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僕らは友達

[364]  小説  2006-01-06投稿
ある日、U高校で2人は出会った。1人はS男。真面目な性格だ。もう1人は、O美だった。O美は、S男に恋をしていた。そんな2人が、学校の中庭で出会った。S男は、ズボンのポケットからミカンを取り出した。
「ミカン・・・食べる・・・?」
S男は、大のミカン好きだ。学校の隅で、こっそり食べようと買ってきたミカンを、O美に手渡そうとした。O美は、一瞬戸惑った。
「S男君・・・」
「O美ちゃん・・・」
「S男君のミカンでしょ?S男君が食べたら?」
「O美ちゃんに・・・プレゼントしようと思って・・・」
「・・・・・・」
気がつくと、O美の右手に、ミカンが握られていた。
「やるよ・・・」
S男は、クルッと後ろをふり向いて、去っていった。
「S男君・・・!」

家に帰ったO美は、S男にもらったミカンを、本棚の上に置いた。食べるなんて、もったいないと思ったのだ。そしてそのまま、ミカンのことは忘れていった。

翌朝、「ママ、おはよう!」というかわいらしい声で、目が覚めた。
「ママ・・・?」
声は、本棚からだった。まさか・・・。
「ママ、お腹すいたよ!ミカン食べたい!」
「・・・・・」
「ママ、ミカンくれないなら、僕が取ってくるよ!」
ポトッと音がした。数分後、「ママ、ミカンおいしいね!」
「・・・・・・!?」
いつの間に・・・!?
「ママ、僕、愛媛坊っていうの!愛媛県から来たんだよ!」
「あっそう・・・」
O美は、先行きが不安だった。愛媛坊は、本棚から転がり落ちて、O美の足元で止まった。
「ママも・・・ミカン・・・食べる・・・?」

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