携帯小説!(PC版)

トップページ >> SF >> レジェンド・オブ・テラ ?

レジェンド・オブ・テラ ?

[340]  2006-11-14投稿
少し前置きが長くなった。本題に戻ろう。
ライは今テチス海のほぼ中央、ポルタス島に向かっている。旧アルパス領だったがアルパス本国制圧の半年後にここもビザンティアに占領され今はビザンティア領である。
今回は仕事ではない。たまたま別行動だったフリーパイロットの相棒、キロスを迎えに行くためだ。ポルタスまではあと数日は飛び続けないといけない。『テラ』は地球より幾分大きく、テチス海のような距離を横断するのには数日かかる。
「ったく…何が『今ポルタス。大洋横断便まで一週間だから来い』だ…」ライは燃料を確認しながらぼやいた。普通に飛べば燃料は余裕で持つだろう。しかし、愛機『ウインド・ウィング』は元々ビザンティアの戦闘機を改造したもので、決して長時間の操縦が快適とは言い難い。それでも高い操縦性と、何より「VTOL」、水平離着陸が可能な元L44攻撃機、現『ウインド・ウィング』はフリーパイロットこれ以上ないと言ってもいいものなのだが。
「…ん?」
ライはレーダーを見て言った。
「ペルティスの空軍さんかな?こんな所までご苦労様なことだ…」元ビザンティア機という事もありペルティス空軍にはしょっちゅうお世話になる。
まだ敵のレーダー範囲にはは入っていない。さっさと逃げた方が得策である。ライはエンジンの出力を上げようとしたがその時、前方からもペルティス機が現れた。
「付けられていたか…?」
やむを得ない。ここは戦うしかない。まずは前方からの敵にミサイルの照準を定める。ミサイルは三発しかない。
が、敵は予想よりかなり早く接近してきた。真っ直ぐ正面からこちらに機関砲を浴びせてきた。すかさず宙返りをしてかわし、追いついてきた1機目に向けミサイルを放つ。狙いは正確だったが、僅かに逸れた。ミサイルは敵の尾翼を破壊したが炸裂はしなかった。しかしこれで1機目は殆ど操縦不可能だろう。上昇してきた2機目を急降下で掠め、瞬時に後方に機関砲を放つ。すれ違った直後に背後に機関砲を浴び、エンジンに砲弾が飛び込んだ2機目は大爆発して海の藻屑と消えた。
これでよし…
そう思った瞬間だった…

ド…ズズン!

凄まじい衝撃が機体に走った。

感想

感想はありません。

「 U 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス