村中川
君と別れてもう二年。君のことは忘れたはずだった。だけど、どれだけ頑張っても僕はもう、人を好きになる事が出来なかった。それほど君は大きくて、僕の人生にとてつもなく影響を与えた。
君と出会ったのは今からちょうど五年前。学校の帰り道だ。君はいつも早足でバスから降りていった。白く細長い手にはいつも重そうに黒鞄を持っていたのを覚えてる。僕は君の背中をみながら君への想いを強めていった。
そんな想いを抱かれてると知っていたのかいないのか、出会った日からちょうど一年たった夏の日に僕は君と付き合い始めた。付き合いだしたからといって僕たちは別に変わらなかった。手を繋ぐわけでもなく、ただ並んで歩いた。二人歩幅をあわせ、急ぐことなく歩いた。君は時折、小石を蹴った。僕は君をただ見てた。それだけが心地よかった。
二人に変化があったのはそれからまた一年経った夏。それまでに僕らは大人の階段を登ってた。キスもしたしセックスもした。愛がある。これこそ愛なんだと胸が高ぶった。君を一生守っていくと心に誓った。ただ々、毎日が充実していた。
君と出会ったのは今からちょうど五年前。学校の帰り道だ。君はいつも早足でバスから降りていった。白く細長い手にはいつも重そうに黒鞄を持っていたのを覚えてる。僕は君の背中をみながら君への想いを強めていった。
そんな想いを抱かれてると知っていたのかいないのか、出会った日からちょうど一年たった夏の日に僕は君と付き合い始めた。付き合いだしたからといって僕たちは別に変わらなかった。手を繋ぐわけでもなく、ただ並んで歩いた。二人歩幅をあわせ、急ぐことなく歩いた。君は時折、小石を蹴った。僕は君をただ見てた。それだけが心地よかった。
二人に変化があったのはそれからまた一年経った夏。それまでに僕らは大人の階段を登ってた。キスもしたしセックスもした。愛がある。これこそ愛なんだと胸が高ぶった。君を一生守っていくと心に誓った。ただ々、毎日が充実していた。
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