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時代(とき)と時空(とき)の旅人―?話―

[323]  なまガエル  2006-01-07投稿
僕は庭にあった不思議な穴に落ちて、そこには門…ってか扉?と変な生きものがいた

その生きものは鼻がでかくて、棍棒を持っている

どこかで見たことあるやつだなぁ…

「ダレ?」

思わず声に出てしまった。そしてゆっくりと起き上がって近づいてみた

彼はそこで初めて気付いたようで、眼を見開いて、背中から大きな本をとりだした

「人間とはめずらしい!何故来たのかね?」

嬉しそうに話し掛けてきたのだが、言っていることがわからない

おもわず「えっ?」と言ってしまった

だが、逆に彼のほうが驚いていた

「何も知らないでここに来たのか!?何故来れた?」

息を荒げながら彼が大声をだした。こっちはわけがわからないので淡々と

「庭に穴が空いてて、落ちたらここについたんだけど…なんで?」

と、答えた

「まさか君は…」

彼はそういうと本の色のかわっているページを開き、語りはじめた

「君は長谷久幸。現在中学二年で、部活は入っていない。趣味は家で一人で過ごすこと…これで合っているかい?」

「何で知ってるの…?」

彼は答えた

「私はゴブリン。時の住人だ。君は選ばれたのだ」

…これは夢か?

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