偽り彼女 ?
「ただいま〜!!」
良が靴を脱ぎ玄関に上がると、麻里子は良の後ろで靴を脱がずに立っていた。
「麻里子何し・・
「いらっしゃい♪」
良の言葉を遮り、良の母は麻里子に軽く頭を下げた。
良の母が頭を下げると、麻里子はゆっくりと深く頭を下げた。
「初めまして♪良君とお付き合いさせてもらっている一瀬 麻里子(イチセ マリコ)です。今日はお呼びいただいてありがとうございます♪」
麻里子が照れながらもニッコリ笑うと、母もニッコリと笑った。
「そんなかしこまらなくてもいいのよ。どうぞ上がって」
「はい、お邪魔します」
麻里子はブーツを脱ぎ玄関の端に立掛けると家の中へと上がった。
「いい子で嬉しいわ」
「いえ・・そんな事ないです」
麻里子が母と仲良くなっている間、良は麻里子を見て驚き固まっていた。
(すげぇ〜!!)
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