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近辺警護?※残酷です

[885]  森田  2006-11-17投稿
目を閉じているのに眠い。


あと…腰と首が痛い。

身体が上手く動かない。


自分は椅子に座らされ束縛されているのを自覚した。


なんだが生臭い。


鼻を突く匂い。


『ひひひッヒヒ!アハハハひゃは!』


グチュッ


周囲から声がする。


貴博『……うるせぇな…』


声の主と異臭の元を確かめて文句を言うべく目を開けた。






貴博『……え?』


この物語にナレーターがいるなら説明しろ。

これはなんだ?


目の前には手術台。


ここは…病院か?にしては衛生管理がだめだめだな。


手術台の前には白衣を着た…ジェファーソンだったかジェイ○ンだったか…ホッケーマスクをつけた男が…。


手術している。誰を?

手術台の上で真っ直ぐに硬直している人に、意識を集中させる。


博一???


貴博『…あ、あぁぁ!オイ!テメェ!何やってんだよ!』


之秀『あ?メがサメタか』


男の馬鹿でかいナイフを持った右手が博一の腹部に飲み込まれていく。


ゴチュ、グチュ


血飛沫が飛んで、男のマスクを赤く染めた。

之秀『証拠インめつにキまっテンだろ』


男は楽しげに、博一の腹の中をかき回している。


貴博『…オイ!!やめろ!!死んじまうだろ!!博一!起きてんなら逃げろバカ!!』


縛られている手足に力を入れるがビクともしない。


ぐちゃぐちゃと水気の多い音が、耳に纏わりつくように、止むことなく聞こえてくる。


之秀『ウッセェなぁ、ドウセもう死んデるよ』


男が手を抜くと、腹圧で博一の内蔵が押し出された。


貴博『やめろ!やめろ!やめろって!オイ!』


鉄臭い血の臭い。吐き気がする。


之秀『犬ノ餌にスルンダけド、食べてクれるカナ?ヒヒヒヒッ』


腸が自重に耐えきれず、台から落下していく。


貴博『うぁ、あ、あ…』


断面から骨が覗いた。

男が再度、博一の中に腕を突っ込む。


そして血飛沫が俺の身体に


貴博『うあぁ!あああ!わぁ!あああ!』

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