携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 僕たちの間にあるもの

僕たちの間にあるもの

[466]  2006-11-18投稿
ぼくとキミの間には氷のような物があるんだと思う
とても大きくて触るとひんやり冷たいんだ

ぼくらはそいつのおかげでいつもお互いの姿さえもぼやけているんだよ
君はすぐ近くにいるのにとても遠くに感じるんだ
いつからだろう
前はこんな物なかったのに
きっと何かがぼくらの間を閉ざしてしまったんだ

キミが言おうとしてることはすべて分かる気がする
本当は声なんか届いていないけど
すごく伝わるんだ

この氷が溶けたら
ぼくはキミに何をしてあげるだろう
きっとこの氷はいつまでもぼくらの間に存在しているんだ

キミの吐く息が白くなって
キミは必死にこれを叩いたよね
ぼくはその時すごく心の中が暖かくなって
小さな火が宿った気がした
もしかしたらこの火で氷を溶かせるかもしれない
すべてが溶けたら
キミをまずこの冷えた手で抱きしめるだろう

強く強くいつまでも
抱きしめるだろう

感想

感想はありません。

「 狐 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス