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俺の戦争?

[376]  流星  2006-11-21投稿
中佐の本隊に合流してから二週間が過ぎた。しかし俺の隊は未だに再編中だ。補充要員の絶対数が限り無く足りずどこの部隊も定員不足だったからだ…

「しっかし暇ですね…戦場にいた方がまだマシですよ」

「仕方ないだろ、この隊は書類上『全滅』なんだから」

「はぁ…早く新兵をまわして欲しいです…」

「全くだな…」

こんな感じのやり取りが延々と続いていた。

翌日、遂に俺の隊に補充がまわされ隊の再編が終了し正式に俺の部隊は復活、任務に復帰した。

「最近は敵の攻勢が落ち着いてきましたね」

「確かになぁ〜内部で反乱でもあったのかもな」
新任の曹長と少尉は気が合うらしくいつも一緒に行動していた。まぁ仲がいいのは結構だが情が移らないかと俺は内心、気掛かりではあった。

その予感は的中した…
偵察任務を行っていた時だった。
「敵はホントにいるんですかねぇ〜」

「そんなのいない方がいいに決まってんだろ」

「そりゃそぉですね」

バンッ、バンッ、バンッ
「うわっ、…」

「少尉が被弾しましたっ!!」

「衛生兵っ、手当てを急げ!他の奴は応戦しろっ」

ダカカカカッ
チューン、カーンッ、

「手榴弾を投擲するっ、伏せろ!」

ドッカァ〜ン…

ドンッ、ドンッ、ドンッダララララッ…

「反撃がない…殲滅したのか…?」

「自分が確認してきます」
「曹長、少尉の事は考えるな。敵を確認しても深追いするなよ」

「分かってます…」

曹長は敵がいた辺りに歩いて行った…

「あっ、あのヤローは少尉を…敵を確認っ、追撃します」

「止せっ、追うんじゃないっ!」

「待てっ、このヤローっ絶対に殺してやるっ」

バンッ…

一発の銃声が響き曹長はその場に倒れた…

「ヤバいっスナイパーがいるぞ!」

「軍曹っ、60式をバラまけっ」

「了解っ!」

軍曹は全方位に向けて重そうなガトリング砲の引き金を引きまくった…

ウィーン…ダララララッカーンッ、チューン、

森の中に耳を劈く銃声が響いた。

「退却するぞっ、伍長は少尉を担げ、軍曹は伍長の援護だっ」

「了解っ!!」

ダカカッ、ダンッ
チューン、バンッ
ダララララッ……

続く

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