夢魔 ?
電気を消しついでに、携帯電話の電源を切った。
そういえば、さっき届いた彼のメールを返信していない。
まぁ、良い。明日の朝にでもそれとなくウソの理由を教えてやれば良いのだから。
私は静かに目を閉じた……。
気づいたら、私は自室の勉強机に向かっていた。
時刻は五時半。朝勉強の一環として、今日の授業の予習をしているところだった。
私が数学?の教科書を読んでいると、後ろから声が聞こえた。
「へーっ。勉強している夢をみるなんて、あなたは普段相当勉強しているんですねぇ」
振り返ると、そこには見知らぬ少年がいた。年は中学に上がるか上がらないかといったところか。
生白い肌が少年の闇にも近い髪と瞳を一層引き立てている。
ブラックデニムに黒の革靴、黒のハイネックセーターと上から下までどす黒い。しかし、それは妙にしっくりくる。
「誰?」
と、尋ねる間もなく少年は一枚の紙を手渡した。
それは、名刺だった。
『黒咲笛太(くろさき ふえた)
性別:男
年齢:十三歳』
「……」
紙の無駄だとでもいうべきだろう。たったこれだけのことが書いてあったのだ。
―続く―\r
そういえば、さっき届いた彼のメールを返信していない。
まぁ、良い。明日の朝にでもそれとなくウソの理由を教えてやれば良いのだから。
私は静かに目を閉じた……。
気づいたら、私は自室の勉強机に向かっていた。
時刻は五時半。朝勉強の一環として、今日の授業の予習をしているところだった。
私が数学?の教科書を読んでいると、後ろから声が聞こえた。
「へーっ。勉強している夢をみるなんて、あなたは普段相当勉強しているんですねぇ」
振り返ると、そこには見知らぬ少年がいた。年は中学に上がるか上がらないかといったところか。
生白い肌が少年の闇にも近い髪と瞳を一層引き立てている。
ブラックデニムに黒の革靴、黒のハイネックセーターと上から下までどす黒い。しかし、それは妙にしっくりくる。
「誰?」
と、尋ねる間もなく少年は一枚の紙を手渡した。
それは、名刺だった。
『黒咲笛太(くろさき ふえた)
性別:男
年齢:十三歳』
「……」
紙の無駄だとでもいうべきだろう。たったこれだけのことが書いてあったのだ。
―続く―\r
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