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ディフェンド? ”負けないよね” 66 

[324]  2006-11-22投稿
 啓吾は倒れている人の近くへ行った。そして、肩膝をついて言った。 
 「おい!大丈じょ・・・」
 啓吾はその人の手に触れてみた。その人の手は、氷のように冷たくなっていた。その人は、死んでいたのだ。その人だけじゃない。その周りにいる人全員が死んでいる。
 「晶め・・・」
 その人たちは皆、アシールで晶の願いを叶えるために晶の手によって操られて人だった。
 「ふざけるなよ」
 啓吾は前にある階段をのぼっていった。

 その頃スィークレット・カムパニーでは、龍華たちの治療が行われていた。
 「啓吾と怜・・・、大丈夫かな?」
 凛が言った。すると、隣で藻に包帯を巻いてもらっている龍華が言った。
 「大丈夫に決まってんだろ」
 「そぅだよ!啓様が負けるわけ無いじゃん!」
 李那は頬を膨らませながら言った。そして、ベットに座っている由宇も言う。
 「負けないよ。絶対に!」
 「そぅだよね。負けないよね!」
 皆が小さく頷く。その期待を背負って啓吾たちは今戦おうとしている。そして、いよいよその戦いが始まろうとしていた。

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