クリスマスの夜にサヨナラを 第3夜
―春―\r
今日から新学期。あの夜から先輩にも、春香先輩にも、もちろん、タカともあってない。そんな…あんな事しといて会えるわけない…。お互いに好きな人がいるのに…よりによって《恋人達の泉》で抱き合うなんて…。
私の中で何かが変わってしまったんだ。そう思うばかりで、頭の中はタカばかり…。
ドンッ!!
「っんなのよ〜っ!!」
「おっはよ〜!は〜っ冬休みですっきりした〜!」
ドキッ
タカだ…。私のバカ…何赤くなってんだ!自然に…自然に…「お…おはょ…」
「……」
駄目だ…意識しちゃう…こっち見ないで…。
「……悪かった!」
「…え?」
タカが謝ってきた。なんで…?
「あの…あれは勢いと言うか…雰囲気に流されて…つい、お前に甘えたっつうか…。」
なんで…そういう事言うの…。あれは…私に救いを求めただけ?好意があったわけじゃなく…彼女を先輩に取られたから…?私はなぜだか悲しくなっていた。
「早くしねぇと遅刻すんぞ」
タカの声が聞きたくない。私は少しタカと距離をとりながらクラス分けの表がはってある掲示板までいった。
「また…同じだな」なんて私は運が悪い。今年もタカと一緒なんて…。
「…うさ〜ん」
(ん…?)
「近藤さ〜ん!」
その声は憧れの武田先輩…。今までの私だったらすごくうれしくて、すぐ先輩のもとへ走っていっていたのに、今はなぜかそんな気になれない。タカの事があるから…。
「あのさぁ…」
「なん…ですか?」「ちょっと来て!」 と言われてタカと同じように、私の手をとりながら走りだした。タカとは違って優しく握ってくれた。だけど…私はうれしくない!タカ……タカがいい…タカが好きなんだ…。
「…っあの!」
「あっ…ごめん。痛かった?」
「いえ…なんですか…こんな所で…」
「あのさ…」
先輩は私に何を話してくれるのだろう。こんな事考えながらタカへの気持ちにきずいてしまった私は、誰が何と言おうと揺るがない!タカが好きだから…。
「俺…春香と別れた…。だから、俺と付き合ってほしい。」
え………。
今日から新学期。あの夜から先輩にも、春香先輩にも、もちろん、タカともあってない。そんな…あんな事しといて会えるわけない…。お互いに好きな人がいるのに…よりによって《恋人達の泉》で抱き合うなんて…。
私の中で何かが変わってしまったんだ。そう思うばかりで、頭の中はタカばかり…。
ドンッ!!
「っんなのよ〜っ!!」
「おっはよ〜!は〜っ冬休みですっきりした〜!」
ドキッ
タカだ…。私のバカ…何赤くなってんだ!自然に…自然に…「お…おはょ…」
「……」
駄目だ…意識しちゃう…こっち見ないで…。
「……悪かった!」
「…え?」
タカが謝ってきた。なんで…?
「あの…あれは勢いと言うか…雰囲気に流されて…つい、お前に甘えたっつうか…。」
なんで…そういう事言うの…。あれは…私に救いを求めただけ?好意があったわけじゃなく…彼女を先輩に取られたから…?私はなぜだか悲しくなっていた。
「早くしねぇと遅刻すんぞ」
タカの声が聞きたくない。私は少しタカと距離をとりながらクラス分けの表がはってある掲示板までいった。
「また…同じだな」なんて私は運が悪い。今年もタカと一緒なんて…。
「…うさ〜ん」
(ん…?)
「近藤さ〜ん!」
その声は憧れの武田先輩…。今までの私だったらすごくうれしくて、すぐ先輩のもとへ走っていっていたのに、今はなぜかそんな気になれない。タカの事があるから…。
「あのさぁ…」
「なん…ですか?」「ちょっと来て!」 と言われてタカと同じように、私の手をとりながら走りだした。タカとは違って優しく握ってくれた。だけど…私はうれしくない!タカ……タカがいい…タカが好きなんだ…。
「…っあの!」
「あっ…ごめん。痛かった?」
「いえ…なんですか…こんな所で…」
「あのさ…」
先輩は私に何を話してくれるのだろう。こんな事考えながらタカへの気持ちにきずいてしまった私は、誰が何と言おうと揺るがない!タカが好きだから…。
「俺…春香と別れた…。だから、俺と付き合ってほしい。」
え………。
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