携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 恋慕う物語

恋慕う物語

[330]  はるか  2006-11-23投稿
あれは私が17の頃。
そのときはもう立派な大人のつもりでおりましたから、それはそれは生意気な娘だったと思います。
そうですね。 誰もがそんなものでしょう。
私には当時、お付き合いをしていた男性がおりました。
佐野 誠。
名前の通り誠実な、優しい男でした。
同じ高校におり、整った顔立ちの上勤勉な彼は、私には不相応な男。
もちろん彼を見つめる女の子はいくらでもおりました。
やっかみや、嫌がらせも受けないわけにはいかず、悩んだこともありますがそれすら自慢の種になるほど、佐野は素晴らしい人間だったのです。
ただし、そんな嫌がらせに指摘されずとも、"分"というのはわかります。
佐野の特別になれるほど美しくもなければ気立てもいい方ではありませんから。
卑屈になっていたわけではありません。
性格はわからなくても容姿の方は・・・・・ね、わかりますでしょ。
ですから何度となく、「なぜ私を好きになったの?」と聞き、そのたび彼を疑いました。
この人は本当はとんでもなく意地悪で、私をからかっているのではないか。
私が嫌がらせに悩むのを面白がっているのではないか。
もちろん、そんなことできるような人ではありませんでしたけどね。

感想

感想はありません。

「 はるか 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス