Jumpin' Five 2
合奏室に入ると、もう一人打楽器の男がいた。
聞くところによると、彼も新入会員なのだそうで、某工業高校の3年生なのだそうである。学校の吹奏楽部にも入っているらしいが、たしかに人数も少なくつまらない。もしかしたら、数年前の高文祭(高等学校文化祭)で、20人足らずのバンドで下手なドラムセットを叩いていたのがアイツか?まあ、でも数年前の話なので、そのころよりはうまくなっているだろう。
「ごめんね。部員が来なくて…。」
打楽器以外のメンバーがティンパニを運びながらこう言ってきた。そうだよな、まさか新人3人が打楽器のフルメンバーっとことはないわな。(あるかも。)そうこうしているうちに、パートリーダーらしき男の人が現れた。
「ごめんな。これ課題曲なんだけど、適当にやって。」
「はい。」
そのパートリーダーの人は、その高校生の男の子に譜面を渡していた。
うっ、どうやら、我々2人の存在に気づいていないらしい。
しばらく合奏をやったのち、さっきの代表の沢井さんが、こっそりとパートリーダーに耳打ちをしに来た。
「岩田さん、ここの二人の方、打楽器の新人なので、何かやらせてください。」
「あ、そうか。ありがとう。」
パートリーダー岩田さんは、そのあと、私と美加に話しかけてきた。
「なんだ、打楽器だったのか。言ってくれりゃーいいのに。」
そう言って、同じように、譜面をもらって、課題曲の初見大会に挑んだ。
聞くところによると、彼も新入会員なのだそうで、某工業高校の3年生なのだそうである。学校の吹奏楽部にも入っているらしいが、たしかに人数も少なくつまらない。もしかしたら、数年前の高文祭(高等学校文化祭)で、20人足らずのバンドで下手なドラムセットを叩いていたのがアイツか?まあ、でも数年前の話なので、そのころよりはうまくなっているだろう。
「ごめんね。部員が来なくて…。」
打楽器以外のメンバーがティンパニを運びながらこう言ってきた。そうだよな、まさか新人3人が打楽器のフルメンバーっとことはないわな。(あるかも。)そうこうしているうちに、パートリーダーらしき男の人が現れた。
「ごめんな。これ課題曲なんだけど、適当にやって。」
「はい。」
そのパートリーダーの人は、その高校生の男の子に譜面を渡していた。
うっ、どうやら、我々2人の存在に気づいていないらしい。
しばらく合奏をやったのち、さっきの代表の沢井さんが、こっそりとパートリーダーに耳打ちをしに来た。
「岩田さん、ここの二人の方、打楽器の新人なので、何かやらせてください。」
「あ、そうか。ありがとう。」
パートリーダー岩田さんは、そのあと、私と美加に話しかけてきた。
「なんだ、打楽器だったのか。言ってくれりゃーいいのに。」
そう言って、同じように、譜面をもらって、課題曲の初見大会に挑んだ。
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