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ディフェンド? ”居場所” 67

[444]  2006-11-25投稿
 啓吾は階段をのぼっている。その階段は、とても長い階段だった。そして、やっと階段を登りきった。
 「!」
 目の前には、10人ほどの人たちがいた。啓吾がその場から一歩踏み出すと、その人たちは一斉に啓吾に襲い掛かってきた。
 「何だよこれ!」
 啓吾は襲いかかってくる人をかわしながら言った。だが、啓吾は気づいた。この人たちが晶がさらってきた町の人たちということに。
 「しょうがねぇ・・・」
 啓吾の前に男が襲い掛かってきた。啓吾は、男が振り下ろした鉄の棒をかわして男の腹に拳を入れた。すると、男はガクッと膝を落として倒れた。啓吾は次々と襲い掛かってくる人たちを気絶させていった。すると、何処からか聞き覚えのある声が聞こえた。
 『やぁ。君がココに来るとは意外だなぁ』
 「・・・晶っ・・・」
 啓吾は辺りを見回した。だが、何処にも晶の姿は無かった。
 「何処にいる!晶!!」
 啓吾は大声で言った。すると、晶が鼻で笑った音がした。
 『いいよ。教えてあげるよ・・・』
 


 『キミの下だよ』



 その言葉が聞こえた瞬間、啓吾の足がついている床に丸い穴が開いた。その穴の中に啓吾は落ちていった。

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