夢魔 ?
「裏もあります」
私はどうせろくなことしか書いていないのだろうと思い、紙を裏返しにしてみた。
刹那、ドスッという音がし、いつの間にかあたりが真っ暗になっていた。
手探りであたりを触れてみる。どうやら箱らしきものに閉じ込められているようだ。
「ちょっと!何するのよ!」
声をあげた。
「何って……。今手渡したものを見ていただければ……」
「真っ暗で何も見えないわよ!」
「あぁ、そうか。ですよねー」
と、彼はしれっといった。
「一言でいうなら、僕は裏社会に住む黒咲一族という組織の一員で、上には姉が三人いまして――、ってそれについては今のところどうてもいいんだ。
いや、どうでもいいという意味じゃあなくて、話の筋には関係ないということです。
こういっておかないと、後で一番目と二番目の姉が怒り狂うんでね。特に一番上の姉は――
。
……あっ、失礼。話がずれましたね。
ようするに、一言でいうなら、今から僕がアンタを殺すってこと」
―続く―
私はどうせろくなことしか書いていないのだろうと思い、紙を裏返しにしてみた。
刹那、ドスッという音がし、いつの間にかあたりが真っ暗になっていた。
手探りであたりを触れてみる。どうやら箱らしきものに閉じ込められているようだ。
「ちょっと!何するのよ!」
声をあげた。
「何って……。今手渡したものを見ていただければ……」
「真っ暗で何も見えないわよ!」
「あぁ、そうか。ですよねー」
と、彼はしれっといった。
「一言でいうなら、僕は裏社会に住む黒咲一族という組織の一員で、上には姉が三人いまして――、ってそれについては今のところどうてもいいんだ。
いや、どうでもいいという意味じゃあなくて、話の筋には関係ないということです。
こういっておかないと、後で一番目と二番目の姉が怒り狂うんでね。特に一番上の姉は――
。
……あっ、失礼。話がずれましたね。
ようするに、一言でいうなら、今から僕がアンタを殺すってこと」
―続く―
感想
- 5681: E-mailあり [2011-01-16]
「 柚木麻里 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。