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学級委員長 3

[386]  福島 本康  2006-11-26投稿
昼休みが終わって五時間目、国語。担任猪狩先生の授業。
「起立 礼 着席」私が声をあげる。
先生が出席を取っていると、淳一君がいない。給食まではいたのに…。
先生は不安そう。授業は自習に。「遠藤さん 職員室まで来てくれる?」と、私だけ呼ばれてしまった。

猪狩先生は教師になりたてで、この学校に来たばかりだから、知らないんだ…。

「淳君探すから手伝って?」先生は真面目な顔してる。
『 えッ 探すって…授業そっちのけで そんな勝手なことして良いのかなぁ?』

結局、見つからなかった。

淳一君は一年生の時にも、昼休みが終わって五時間目、国語。担任猪狩先生の授業。
「起立 礼 着席」私が声をあげる。
先生が出席を取っていると、淳一君がいない。給食まではいたのに…。
先生は不安そう。授業は自習に。「遠藤さん 職員室まで来てくれる?」と、私だけ呼ばれてしまった。

猪狩先生は教師になりたてで、この学校に来たばかりだから、知らないんだ…。

「淳君探すから手伝って?」先生は真面目な顔してる。
『 えッ 探すって…授業そっちのけで そんな勝手なことして良いのかなぁ?』

結局、見つからなかった。

淳一君は一年生の時にも、何度か居なくなってた事を、猪狩先生は後から知った。成績が良いから、一年生の時の担任は、ほったらかし。

放課後まで…付き合わされた。
淳君 家に帰ってないかなぁ?」って、先生が。
本当は、『家に帰って 《五時間目》の勉強したかった』のに。


家に行ったら
「川で遊んでた」
って言って、笑ってたよね…淳一君。ちょっとムカついた。

つづく

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