恋バス。?
すると彼は勢いよく立ちあがって私の元まで歩み寄ると、「降りるよ。」とだけ言って、私の手を握り一緒にバスを降りた。
私は何が何だか分からず、ポカンとしていたが、心臓だけは、いつもの5倍くらいのスピードで動いていた。
バスが私たちを降ろして発車したのを見届けてから、彼がゆっくりと口を開いた。そしてこう言った。
「…あ〜…。ごめんね、なんか…オレ馴れ馴れしいよな…。君もビックリしただろ?見ず知らずの男に…急に手ェ握られて…バスから降ろされてさ…。」
困ったような顔をしてそう言った彼が、なんだか可愛くて、私は思わず微笑んでしまった。年上の、しかも男の人に“可愛い”なんて言うのは失礼だけど、微笑んだ私を、整った顔を少し赤くして見つめる彼が、本当に可愛くて、愛しくて…。
そして微笑んだまま、私は彼にこう言った。
「笑ってごめんなさい。…バスでのことはいいの。…嬉しかったし…。…それより…どうして私の名前知ってたの…?それに私の降りるバス停も…覚えてた…。」
すると彼は赤い顔を更に真っ赤にして、「う…。それは…。」とモゴモゴ呟いた。しかし覚悟を決めたのか、私の目を真っ直ぐに見つめると、ぎこちない足取りで私に近付き、私の耳元に顔を寄せて「それはね…───」と囁いた。
私は何が何だか分からず、ポカンとしていたが、心臓だけは、いつもの5倍くらいのスピードで動いていた。
バスが私たちを降ろして発車したのを見届けてから、彼がゆっくりと口を開いた。そしてこう言った。
「…あ〜…。ごめんね、なんか…オレ馴れ馴れしいよな…。君もビックリしただろ?見ず知らずの男に…急に手ェ握られて…バスから降ろされてさ…。」
困ったような顔をしてそう言った彼が、なんだか可愛くて、私は思わず微笑んでしまった。年上の、しかも男の人に“可愛い”なんて言うのは失礼だけど、微笑んだ私を、整った顔を少し赤くして見つめる彼が、本当に可愛くて、愛しくて…。
そして微笑んだまま、私は彼にこう言った。
「笑ってごめんなさい。…バスでのことはいいの。…嬉しかったし…。…それより…どうして私の名前知ってたの…?それに私の降りるバス停も…覚えてた…。」
すると彼は赤い顔を更に真っ赤にして、「う…。それは…。」とモゴモゴ呟いた。しかし覚悟を決めたのか、私の目を真っ直ぐに見つめると、ぎこちない足取りで私に近付き、私の耳元に顔を寄せて「それはね…───」と囁いた。
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