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Jumpin' Five 19

[322]  曽根菜由美  2006-11-28投稿
そして、また次の日…。
 今日は、火曜日なので、夜は練習がある。夜はパスしても、学校だけは行かないとまずい。体調の方も戻っているので、朝早く出かけていった。今日は授業2コマなので、3時限目のあと、ゆっくり休ませてもらおう。(なに?)
 ところが、回復しているはずの体調は、やはり過信してはいけない。
 1時限目の1年生の授業のあと、少し体のだるさを感じた。吐き気があるのは、どうしても治らない。何かこないだから残る。
 保健室の先生(養護教諭)にお願いして、2時限目のあき時間のときだけ、休ませてもらうことにした。37度5分の熱が出ている。
「2〜3日、休めばいいのよ。」
養教の先生にそう言われたが、あんまり休むと有給がなくなるのよ。(別にいいけど…)
 50分間でよくなるはずがないのだが、3時限目は、商業科の2年生のクラスへ授業に出かけた。
 生徒には、体調が悪いところを見られたくない。授業に入ると、生徒にはわかることなく、進めることができた。さすが3年目にもなると違う。気合だ。気合ですべてはまかなえる。(大げさ?)
 ところが、その授業終了後に容態が変わった。
 休み時間には、廊下を生徒が行き来する。そんな中、出席簿、教科書などを持ったまま、うずくまっていた。気持ち悪い。顔にすーっと冷や汗のしたたるのがわかる。
「曽根先生、大丈夫?ダメだよ、無理して来たら。悪いコト言わないから帰りな。」
生徒の声だった。声から判断するに、うちのクラスのT美だ。(生徒は伏字)一見ヤンキーだが、中身もヤンキー…おっと失礼、なかなか心の優しい子である。成績…はクラスで中の上かな?そうだ。うちのクラスは進学科なのに、なぜこんな商業科の前の廊下なんぞをうろついているんだ。
「どうした?」
「あ、曽根先生が具合悪そう。」
今度は男の声だった。男子生徒…なわけない!別のクラスからやってきた先生。知っている人も多かろう、杉山浩二氏である。なんと、私の同僚なのだ。
 T美は、杉山氏に別のコトで突っ込まれちゃいけないと思ってか、すぐその場を立ち去った。杉山氏は、うずくまっている私に声をかけてくれた。

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