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彼の物語。(3)―前編―

[312]  マサ☆  2006-11-29投稿
今回は期末試験に立ち向かう少年の物語――。

今日はテスト前日――とある少年はいつもと変わらぬ様子で席についている。また別な少年は女子と会話をして――最後の少年は優等生の友人から勉強を教えて貰っている。

マコ「タークーちゃんっ♪♪(笑」

ハシャギながらマコはタクミに抱きついた。

タクミ「あぁっ!!じゃますんなよマコ!!」

マコ「普段勉強してないから今そうなるんだょ〜♪♪(笑」

そぅ――マコは学年一頭が良い。というか校内一頭が良いのだ。

春「僕もそう思うよ(苦笑」

タクミに勉強を教えている優等生(鈴木君)も苦笑している。

タクミ「前回赤かったから今回挽回しないと補習なんだよ…。」

春「あぁ…あれはひどかったからねぇ↓↓」

どのくらいヒドイかというと――平均点18。彼は壊滅的に頭が悪い。(ちなみに彼の正解する問題の全ては選択問題だ。

タクミ「決めた――。」

春「??」

マコ「〜??」

二人は顔を見合わせた。

タクミ「今回の期末、合計200点越えなかったら昼飯一週間奢ってやる……だが越えたらお前焼き肉奢れよ!!」

春「それは対価じゃないよタク――」

マコ「良いよ↑↑けどタクちゃんにそんな点数取れるわけないからカケにならないね♪♪(笑」

僕たちの学校は13教科あるのに200点は取るというカケヒキがどうかと思うが、二人が乗り気なので僕も乗っておくことにした。

タクミ「もぅ帰る……家で勉強してやるっ!!」
教科書やノートを鞄に詰め込み、タクミは走って行った。

春「あーぁ…本気みたいだね(苦笑」

マコ「やっぱりタクちゃんは面白くて良いよ〜♪♪」

春「程々にね(笑」

鈴木「あのー…。」

先程まで勉強を教えて居た鈴木君が話かけてきた。

春「あっ。ごめんね↓↓タクミ帰っちゃって(汗」

僕はタクミのことを謝ったんだけど――

鈴木「いや、それは良いんだ。けど拓海君がやっていた教科って明日の教科じゃなかったから気になったんだけど…。」

二人「ナ、ナンダッテー!?Σ(*°Д°*)」

予想外――というよりタクミがそこまでバ○だとは思わなかったのだ……。

春「携帯にかけてみるね(汗」

こちらは○○です。お客様のおかけになった番号は電源が入っていないため――。

三人「……。」

試験は明日。タクミは大丈夫だろうか――。

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