Jumpin' Five 22
第2部 恋愛関係
10月7日(月)、疲れた。
月曜日から疲れるとは、何ぞや、と思われるかもしれないが、仕方なかろう。
疲れただけではなかった。頭を引き裂かれるような頭痛が襲ってきていた。今は3時限目。やっとあき時間。
(進一さん、どうしているのかな?)
最近、こんなことをよく思う。勤務中にそんなことを感じているいるなんて、不真面目なヤツだけど、ふと頭に浮かぶのは、あのかりあげ君風の顔立ちの進一さん。
昨日、会ったのに。
本番では棒振りとして活躍していた。私はというと、本番中から頭痛がしていて、進一さんにお世話になった。そのときもらった薬。実は、飲まずに持っている。
「どうしたの?頭痛い?あ、薬持ってるじゃん。飲めばいいよ。お水持ってきてあげるよ。」
後ろからそんな声が聞こえてきた。そんなことまでしてくれなくていいって。七尾先生。
私は、先にミニキッチンへ行ってしまった七尾先生のあとを追っていった。
「これだっけ?先生の湯のみ。」
もう汲んでるよ。早い人だね。
「ありがとうございます。」
「科長だもん。」
こんなの、科長の仕事だとは思えない。
とりあえず、薬を飲んで頭痛を治そう。錠剤の白いのが2つ…Bって書いてあるな、バファリンだな、こりゃ。思わず飲んでしまったが、こんな時間帯にバファリンなんぞ飲むと、大変なことになることに、あとから気づいた。
「大丈夫?相当きつい痛みなんだね。」
七尾先生も自分でお茶を入れて飲んでいた。そのついでに話してくれた。
「でも、薬飲んだら大丈夫だと思いますけど…。」
「そお?それならいいけど…体弱いね、結構。」
ズバリ言われてしまった。こんな弱いやつは、そのうちクビだ。もう諦めがついている。
10月7日(月)、疲れた。
月曜日から疲れるとは、何ぞや、と思われるかもしれないが、仕方なかろう。
疲れただけではなかった。頭を引き裂かれるような頭痛が襲ってきていた。今は3時限目。やっとあき時間。
(進一さん、どうしているのかな?)
最近、こんなことをよく思う。勤務中にそんなことを感じているいるなんて、不真面目なヤツだけど、ふと頭に浮かぶのは、あのかりあげ君風の顔立ちの進一さん。
昨日、会ったのに。
本番では棒振りとして活躍していた。私はというと、本番中から頭痛がしていて、進一さんにお世話になった。そのときもらった薬。実は、飲まずに持っている。
「どうしたの?頭痛い?あ、薬持ってるじゃん。飲めばいいよ。お水持ってきてあげるよ。」
後ろからそんな声が聞こえてきた。そんなことまでしてくれなくていいって。七尾先生。
私は、先にミニキッチンへ行ってしまった七尾先生のあとを追っていった。
「これだっけ?先生の湯のみ。」
もう汲んでるよ。早い人だね。
「ありがとうございます。」
「科長だもん。」
こんなの、科長の仕事だとは思えない。
とりあえず、薬を飲んで頭痛を治そう。錠剤の白いのが2つ…Bって書いてあるな、バファリンだな、こりゃ。思わず飲んでしまったが、こんな時間帯にバファリンなんぞ飲むと、大変なことになることに、あとから気づいた。
「大丈夫?相当きつい痛みなんだね。」
七尾先生も自分でお茶を入れて飲んでいた。そのついでに話してくれた。
「でも、薬飲んだら大丈夫だと思いますけど…。」
「そお?それならいいけど…体弱いね、結構。」
ズバリ言われてしまった。こんな弱いやつは、そのうちクビだ。もう諦めがついている。
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