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voice

[347]  2006-01-11投稿

歌が聞こえる。あなたの声が

一筋の涙のような、澄んで真っ直ぐな音

波の花が月へ舞い上がり、おぼろ月に変える頃に
あなたと家路を歩く

疲れ切ったその瞳に、かける言葉もなくて

ただありきたりの「頑張って」を言うことすら叶わない

今出来ることがあるのなら、何差し置いても尽くすのに


目を閉じよう。

周りのものが見えないように。

あなたの声と波の音が

混ざった音こそ愛おしい

この空気だけが時だけが

私とあなたを癒してる

そう信じれば夜が明けて

明日が来てもこわくない

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