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彩茶 さんの投稿された作品が39件見つかりました。

 
  • 七つ目の七不思議(20)

    そのころ、放送室では…「ふふ…今頃みんな逃げ回っているんでしょうね…」美映は十円玉に指を置いたままクスクス笑って、手元の文集の1ページを見ていた。「え…」美映はそこに書かれていたある言葉に目が止まった。「え…うそ…そ…んな…」2人が見た文集にはこのように書いてあった。〔その世界で殺されたまた、死んだ人間は本当に死んでしまう。〕「じ…じゃあ…知香ちゃんや織田くんは…」「本当に…死んだ…」2人が顔を
    彩茶 さん作 [692]
  • 七つ目の七不思議(19)

    「…言ったはいいけど…鬼はどうやって倒すの?」愛子が見えなくなると桜が言った。「どうって言われてもね…。」すると2人の背後から「うぅ…」といううめき声が聞こえてきた。「…まさか…」2人が恐る恐る振り返ると、さっき桜を襲った教師も含め、10人はいる教師が大群で2人に迫ってきていた。「ここ…職員室の前…」2人がいたのは職員室の前で教師がたくさんいるのは当たり前だった。「どうしよう…このままだと…」桜
    彩茶 さん作 [641]
  • 七つ目の七不思議(18)

    何とかこっくりさんや教師を巻いた桜、直史、愛子の三人は廊下に座って、呼吸を整えていた。「知香…」愛子は泣き出した。「佐々木さん…」愛子が泣くのも無理は無かった。「知香が私のこと…ホントは嫌いだってことはわかってた…。でも…私にとって本当の友達は知香だけだったの…。」桜と直史はそんな愛子を黙って見ていた。「ここが現実とは違う世界だったとしても…知香を一瞬だけでも痛い目にあわせて…みんなを怖い目にあ
    彩茶 さん作 [569]
  • 七つ目の七不思議(17)

    「始めたのは高橋さんだから…鬼を倒す以外の方法を知ってるんじゃないかな?」直史があごに手を当てて言った。「高橋さんに聞きにいくの…?」桜が言った。「でも、終わらせる方法を知ってるのも高橋さんだけだけど、逆にこっくりさんや仲間を操れるかもしれないのも高橋さんだけたんだよ…?だから…鬼を倒した方がいいと思うんだ。」「だよね…私たちが行って、こっくりさん呼ばれたりしたら一発でやられるからね…」愛子がう
    彩茶 さん作 [685]
  • 七つ目の七不思議(16)

    桜と直史が階段を上っていると他の誰かが下りようとしていてぶつかった。「キャアァ!」桜は危うく階段から落ちそうになったが、直史に支えられて助かった。「い…嫌!」ぶつかった相手が突然叫んだ。それをもう一人がなだめるとだいぶ落ち着いたようで、桜を見た。「佐々木さん…!それに知香ちゃんも!」それは愛子と知香で2人とも精神的にも体力的にも疲れた顔をしていた。「…何があったの…?」2人の顔をみて心配した桜が
    彩茶 さん作 [628]
  • 七つ目の七不思議(15)

    注※ここから先はグロい(私的にですが…)描写が多くなってきます。苦手な人は気をつけてください…。「うわぁぁぁ!」こっくりさんは大きく振りかぶった斧を織田に振り下ろした。「いやぁぁ!」知香が思わず目をおおった。「あ…ぁ…」斧は織田の左胸をざっくりと切り裂き、心臓が真っ二つになっていた。織田はしばらく呻き声をあげていたが、やがて動かなくなった。こっくりさんは唖然としていた愛子と知香に気づくと斧を持ち
    彩茶 さん作 [648]
  • 七つ目の七不思議(14)

    「ハァ…ハァ…な…何なのあの鬼…」「それより…あのこっくりさん…力半端ないよ…あのとき避けてなかったら…」知香は想像して身震いした。「あっ、佐々木に広末じゃないか。」クラスメートの織田が手を振りながら走ってきた。「どう?出られるようなとこ見つけた?」織田が愛子に聞いた。「それが…それどころじゃ無くなって…」愛子は鬼がこっくりさんでそれを倒さないとここから出られないとを話した。「ハァ?まじかよ…」
    彩茶 さん作 [622]
  • 七つ目の七不思議(13)

    ベキッ!!鈍い音が立ち、こっくりさんの拳が放送室のドアにめり込んだ。「な…何なの!?」間一髪でよけた愛子と知香は恐怖で目を見開いた。こっくりさんは2人を交互に見ると、再びつかみかかろうとした。「いやっ!」「愛子!逃げるよ!」知香は愛子の手を掴むと全力でその場から逃げ出した。2人の背後からこっくりさんのものと思われるドスの利いた雄叫びが響き渡った。「鈴木先生!?」美映の放送が鳴り響いた直後、鈴木が
    彩茶 さん作 [609]
  • 七つ目の七不思議?

    「ゲーム…スタート?」放送で聞こえた言葉をつぶやいて桜が顔をしかめた。「この声…高橋か?どうなってるんだ…」鈴木も首を傾げた。「こっくりさん…こっくりさん…放送室の前においでください…おいでくだされば゙はい゙におすすみください…」美映は十円玉に指を起きゆっくりとした口調でつぶやいた。十円玉がゆっくりどはい゙に移動した。「美映!シカトすんなよ!」ドアの外では愛子が怒鳴り続けていた。「愛子…美映ち
    彩茶 さん作 [593]
  • 七つ目の七不思議?

    一方、放送室前では…「おい!美映!ここにいるのは分かってるんだぞ!ここ開けろよ!」愛子は放送室のドアを激しく叩きながら怒鳴った。教室の中では椅子に座って机に置いたこっくりさんに使うような五十音のひらがなが書かれた紙と十円玉をいじりながらドアを見つめて楽しそうにニヤニヤと笑う美映がいた。「シカトしても無駄だぞ!早くここから出せよ!」(馬鹿な女…自分のせいでこんなことなってるのに自分のことしか頭にな
    彩茶 さん作 [633]
 
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