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ミーーン さんの投稿された作品が6件見つかりました。
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終わりは始まり2
「父上。如何様でございますか?」のせていた、顎をあげ王子の姿をみつける。「ああ、すまぬな。まぁそこの椅子に座りなさい」低い声が目の前にある椅子を薦める。王子が静かに座ると、それを見届けてから王は口を開いた。「王子、そちはいくつだったかな?」「は、来月で17になります」手を拳に握り膝にのせる。じっとりと汗ばむのがわかる。何を言われるのか。王子の脳裏には何も浮かばない。「王子、お前に嫁をとることにし
ミーーン さん作 [479] -
終わりは始まり
最近何かがおかしいと感じる。吹く風、照る月、晴れ渡る空、清んだ水、温もりの炎、豊饒の大地、静寂の闇、万物を公平に見守る太陽。春に産まれ、夏に生き、秋に老い、冬に死ぬ。世界は通常なんらかわりないように動いているように思うが、何やら異変を感じとる者がいた。「出生率が下がっていると?」低く通る声が目の前にいる男に問う。「はい、陛下・・・ここ数年わずかではありますが、低下の兆しがみえまする」声に萎縮した
ミーーン さん作 [487] -
俺の意志はどこにある3
リンゴーン・・リンゴーン・・・開始の鐘はなった。こんにちは、キンポウゲキングダムの次期”国王”ヤンです。花嫁候補のバトルがはじまる。花嫁バトルは全てが全てと戦える形式になっており、勝ち試合の多い娘が”俺”の花嫁となる。うちの親父の時もやはりそうだったらしく、数多くいる候補の中から俺の母親がえらばれた。俺の母親ははるばる南の都からやってきており、故郷にはたくさんの兄弟、姉妹がおり、決して裕福な家庭
ウォン さん作 [523] -
俺の意志はどこにある?2
風が吹き渡る広い中庭・・・今はスミレが咲き、庭を彩る。こんにちは”俺”ヤンです。俺は今中庭に面したバルコニーに、椅子と大理石で出来たテーブルを置き優雅にアフタヌーンティーなんてたのしんでる。でも、それだけじゃないんだ、バルコニーを見下ろすと中庭・・・そしてその中心部には二人の女の子が向かい合っている。そう、俺の花嫁候補だ。今日の対戦は?なんて俺はバルコニーから身を乗り出し女の子達をみつめる。明る
ウォン さん作 [535] -
ラビング・ユー
気付いた時には好きになっていた。これが恋愛の定義だと思う。他は・・・いらないでしょ?だけども、立場がこの恋をさえぎる。私は・・・生徒で、貴方は・・・先生で。でもね!私は貴方が先生になる前から好きだったんだよ!初めてであったあの日から・・・まだ幼かった私は、父に手をひかれ、父の友人宅に遊びにいった。先生はそこにいた。ううん、まだ先生でもない、学生の貴方が。貴方は父の友人の弟さんで、そこに一緒に住ん
ウォン さん作 [546] -
俺の意志はどこにある?
皆様ご機嫌麗しく思われます。冒頭で挨拶を交わすのは”俺”バイ・ヤン・キンポウゲ。16歳。普段は”ヤン”で通ってる。これでも俺、王子様なのね。俺の産まれた国”キンポウゲキングダム”は豊富な資源に恵まれた大地肥沃な土地柄で、国での自給自足力もほぼ100パーセントだし、失業者なんてものもいない、むしろ輸出の多い国で外貨は沢山入るから国民からとる税もほんの少しですんでしまう。なんともありがたい国なのさ。
ウォン さん作 [626]
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