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黒風呂 さんの投稿された作品が16件見つかりました。
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創作された流れ
私は特に他人の目を気にするほうだ。人並みならそれでよい。そう思っている人はたくさんいるはずだ。それが人並みだから。人間は人の数だけ人生があり心がある。それを人並みだとか世間なんて言葉に収束するわけがない。そう思うのだがどうしても大きな道からはずれたくない。いつしか本当にみなければいけないものを見過ごしてしまう気がする。いやすでに、私は間違っているのかもしれない。私は外国に行ったことがない。だがだ
黒風呂 さん作 [547] -
未来をみる少女
彼女は言った。『未来は変えられない。』と。俺はそんなこと信じない。彼女はいつも未来を見ている。いや、見てしまっている。それから彼女は一冊のノートに未来を書き写している。俺がそのノートをのぞいたことはない。まぁ、のぞきたくもないが。彼女が未来を見えることは俺くらいしか知らない。ある日のことだ。突然彼女は言った。『私、今日死ぬの』俺はいきなりのことでよくわからなかった。でも彼女は冷静だ。きっと何日も
黒風呂 さん作 [660] -
崖から続く道
不思議な崖があると言う。飛び降りると生まれ変われるのだそうだ。過去に数多くの人が飛び降りたらしい。しかし皆、生きて帰ってくると言う。崖から下をみるかぎり、森で地面は見えないが、かなりの高さだ。確実に死ぬ。やはり噂は本当なのか。『生まれ変わった人』達には不思議なことがおこっている。たとえばある男。彼はガンだった。余命一週間と言われていたが、そのガンが完治したらしい。さらに不思議なことがおこった者も
黒風呂 さん作 [584] -
成長と道幅
私は四歳のとき親が実家を離れ引っ越すことになりました。七歳の時です。私は四歳になるまで住んでいた母親の実家に遊びにいきました。でもなんか変。家の前の道が狭く感じました。家の中も少し狭くかんじました。それだけぢゃありません。おじいちゃんもおばあちゃんも少し小さく感じました。十歳の時です。夏休みになり再び母親の実家にいきました。また。変。道がさらに狭くなっている感じがします。私が両手を開いて二つ分く
黒風呂 さん作 [565] -
蟻
憎き人間。奴らは敵だ。今までに何人の仲間が奴らの手によって殺されたことか。これはある蟻達の話である。蟻達は人間に対ししびれをきらしていました。このままでいいのか?と一匹の蟻が言います。どうしようもない。結局それが答え。だがある時のことだ。妙な蟻が妙なことを言い出しました。『ひとつだけなら方法がある』その妙な蟻が言うには、一匹の蟻だけなら人間にできるという話です。蟻達はよろこびました。たとえ一匹で
黒風呂 さん作 [624] -
幻のミステリ
俺は今、ものすごい本をみつけた。俺はその本の真ん中あたりを適当にあけてよんでいた。【金曜日 友達と海へ行った。海でビーチサンダルを無くした友達は、泣きそうになっていた。】ん?金曜日、、、。!!俺は先月なかばの金曜日海へ行った。しかも友達はビーチサンダルを無くし泣きそうになっていた!なんと。この本と同じ運命をたどっているのだ!ただの偶然なのか。しかし、次のページも次のページも。俺の人生だ!ただ、
黒風呂 さん作 [700] -
人造人間
私は研究者です。男たった1人で研究をしています。人造人間の研究です。私には母はいません。私が生まれてすぐに死んだと父はいいました。私が研究の内容を父に話したのとき父の顔は真っ青になりました。何故だかはわかりません。『いずれわかる』と言い残し、父はその年に自殺しました。理由はわからずじまいです。私は研究をつづけました。人間のように人間らしく生きれる人造人間の開発です。そしてそれは完成しました。私は
黒風呂 さん作 [721] -
記憶を消す薬
その男は7歳の娘と2人で暮らしていた。小さなアパートで2人暮らし。娘が4歳のときだ、その男の妻は亡くなった。原因不明の死だ。そして四歳の娘にそれを伝えたとき、その男はこの娘を命に変えても守ろうと誓った。ある日その男の勤め先が倒産した。その男は酒をやめなくなった。七歳の娘はそんな父を嫌っていた。その男はそんな娘の態度に腹をたてるようになっていた。一月がすぎた頃。そのアパートに娘の姿は無くなっていた
黒風呂 さん作 [760] -
嘘をつく男
殺人事件がおきました。犯人は彼ら四人の男のなかの1人です。犯人は『嘘をつく男』だと言うはなしです。しかし嘘をみつけるのはそう簡単ではありません。男のうちひとりが言いました。『私はその死体の女性を知りません』と。当然。嘘かもしれない。さらに2人目が言いました。『私は凶器になるような物はもっていません』嘘を言っているのだろうか。3人目がいいました。『殺す動機がありません』はたして真実か。4人目が言い
黒風呂 さん作 [712] -
自分世界
人はたまに、というか私だけかもしれないが、自分を特別に思う時がある。何故自分は自分としてうまれたのか。自分の意志で動かせる自分という物体をかなり不思議に思う。ある時、私は崖から落ちて死んだ。それは、夢だった。驚くことはない。よくあること。その時。ふと思った。今この場で、現実だと思っているこの場で、死んだら。それも夢か?長い夢。この家も隣人も世界も私がつくりだした夢なのかもしれない。痛みや感情すら
黒風呂 さん作 [671]
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