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北原 海藤 さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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封印 4
次の日もミツオは見つからなかった。10日間、一帯を捜索したが結局、ミツオは行方不明のままで、夏休みが、終わってしまった。学校でもミツオの話しで持ち切りだ。ミツオは小1の時に転校してきたんだ。父親は知らないとミツオは言っていた。奥手だけど不思議とみんなに好きがられていた。12月の始めに、ミツオの母さんが町を離れた事を先生から聞いた。あの山は神隠しの山と噂され、それ以後僕らの心に封印した。月日が流れ
北原 海藤 さん作 [400] -
封印 3
道路に出たけど、ミツオの居ない事が、暗い不安な気持ちになり、誰もが無口なままだ。山の影が濃くなり道路の先も薄暗くなり始めている。でもなんか変!昼頃にあの場所に着いて、そんなに長い時間いたはずはないよな?と、不安な心の中で考えている。同時に、ミツオが帰ってなかったらどうなるんだろう?と頭の中がパニックになりはじめている。遠くからダンプカーの轟音が聞こえてきた。ああ、助かった!とみんなで振り向き、道
北原 海藤 さん作 [408] -
封印 2
ヒロがミツオの目線を追った。それを気に皆が同じ方を見た。『なんだ!』 『なんかいるぞ!』『熊』『人か?』 笹薮に何か居た。それは移動するが笹をかきわける音をたてない。『誰だ!』ヒロが叫んだ。でも全く反応しない。テルが川の中の石を拾い、笹薮に投げた。皆で大声を出し、石ころの一斉射撃をした。何回も何回も。恐怖を掻き捨てるために大声を出し夢中でなげた。まだ皆、小学6年生なのだ辺りが薄暗くなった気がした
北原 海藤 さん作 [454] -
封印
何かが居る!熊?いや、小さい!人?急に怖くなった僕らは山の中の渓流に居るでも奴は少し離れた笹薮に居る!こんな不安な気持ちになったのは初めてだ!「ヒロ、何だべ!」『わかんねけど、やばいか?』「みんな!離れんなよ!」小学最後の夏休みにいつもの様に朝から海に集まり、泳ぎ、遊び、ほっき貝を取り、子供社会の中で互いに成長していた。その日は僕らの行事で浜辺から川を上り、山の中の沢までニジマスやヤマベを一網打
北原 海藤 さん作 [552]
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