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いっと さんの投稿された作品が316件見つかりました。

 
  • ソードメーカー13―?

    ロザラムは悔しそうに拳でベッドを叩いた。あの後は地獄のような日々だったな…。店は俺の家族に物を売らなくなるし、家には石が投げ込まれるし…そんな中でもエミリアとミリス、サリアおばさんは俺達家族に優しくしてくれたんだよな…―\rふっと表情を和らげて、ロザラムはベッドの上に寝転がった。おじさんの方は…まあ、仕方ないよな。跡継ぎがいなくなって、悲しみのどん底にいたんだし。…ただ、あの町の人達に関しては別
    いっと さん作 [432]
  • ソードメーカー13―?

    エリグラム砦の中にあるエミリアとミリスが泊まっていた部屋で、ロザラムは壁に背をもたれさせながら、立っていた。明日にでも、王宮から数名の精鋭騎士が俺を逮捕しに来るかもしれんな…―\rロザラムは一つ小さくため息をついて、うつ向いた。まあ…目的は達成したし、もう思い残す事は無いか…―\rそんな投げやり的な考えを巡らせながら、ロザラムはエミリア達の寝ていたベッドを見た。全てを知ったら、軽蔑されるかもしれ
    いっと さん作 [481]
  • ソードメーカー12―?

    セイルは首を振って、小さく息を吐いた。「セイルさん。アゼル君が焼け死んでしまった時、何か篝火のようなものは焚いていませんでしたか?」「篝火…そういえば、祭の時には沿道に篝火を焚いていましたが…。しかし、民家とは十分に距離を置いて設置する決まりになっていましたし、燃え移ったとは…」「実はこの事件に関する警察の調書があるのです。それによると、この燃えた建物と篝火の距離は、ずかしか離れていなかったとい
    いっと さん作 [431]
  • ソードメーカー12―?

    「いや…アゼルは病気で死んだわけじゃ無いんだ。…殺されたんだよ…」「!」セイルの言葉に、ライルは思わず息を呑んだ。「建国祭の時に、アゼルはロザラムと一緒に遊んでいた。そこで、僕達の知らない間にアゼルは燃え盛る家の間に挟まれて、焼け死んでしまったんだ…」「ちょっと待て、セイル。お前、それだけで犯人をロザラムだと決めつけているのか?」「もちろんそれだけじゃないさ。ロザラムは側に居て呆然と立ってその様
    いっと さん作 [441]
  • ソードメーカー12―?

    「ええ。早くこの問題を解決しないと、奴らは次の手を打ってくるでしょうからね…」リグラはそう言って、厳しい表情になると、ロザラムやグラムなどの今まで起こった出来事を詳しく二人に話した。「ロザラムが…あの事件を…」セイルは唇を噛み絞めながら、拳を震わせた。「直接手を下したかはわかりませんが、関わっている事は間違いないでしょう」「…何て事だ…」ライルは怒りの表情を露にして、一つ小さくテーブルを叩いた。
    いっと さん作 [582]
  • ソードメーカー12―?

    「私たち家族だけが…助け出されたという事ですか…!?」セイルは震える声で、言った。「ありえるでしょうな。恐らく、貴方達が助かった時点では、何人かがまだ息があったかもしれません。…あのロイ君の友達のように…」「っ!」リグラの言葉に、セイルは思わず息を呑んだ。「さて、それでは一体誰が秘密裏に貴方達を救出したか、です。…心当たりはありませんか?」リグラはセイルをじっと見つめながら、静かに尋ねた。「…い
    いっと さん作 [476]
  • ソードメーカー12―?

    「…!」フードの人物はそれを聞いて、小さく息を呑んだ。「まあ、俺達もあいつらにしてみりゃあ、駒みたいなもんだろうけどな」グラムは寂しそうに笑うと、剣を腰に提げて、「飯食ってくる。今夜だぞ、忘れるなよ」そう言って、ゆっくりと小屋から出て行った。「…」フードの人物は小さく息を吐きながら、剣の柄を握る手を震わせていた。「あの…話しというのは何でしょうか?」「いえ…少々聞きたい事がございましてな…」セイ
    いっと さん作 [523]
  • ソードメーカー12―?

    「わかりました。ありがとうございます」セイル達四人はその心遣いに感謝して、もう一度深く頭を下げた。「おう、来たか」フードの人物が小屋の中に入ってきたのを見て、グラムはにやりと笑った。「…」フードの人物は一つ小さく会釈をして、側にある椅子に腰掛けた。「次の命令だ」グラムはしわだらけになった紙を、フードの人物に手渡した。「…!」フードの人物はそれを読んで、一瞬、肩を震わせた。「はは、お前さんのその反
    いっと さん作 [436]
  • ソードメーカー12―?

    「ふむ…」この姉妹はロザラムに助けられた可能性が高い…か。城に置いておけば、相手側の切り崩しにも優位に働くやもしれん…―\rリグラはそのような考えを瞬時に頭の中に描くと、「…いいでしょう。ただし、彼女達の衣類その他はそちらで用意して下さい。また、食費に関してこの事件が終了した後、別途徴収させて頂きますが、宜しいですかな?」「食費…ですか。だいたいどの位かかるのでしょうか?」「そうですね…兵士達の
    いっと さん作 [471]
  • ソードメーカー12―?

    「何か問題でも?」「いや…あの、姉ちゃんは別に命を狙われてる訳でも無いんだし…。それに、あの宰相さんの許可をとらないと…」「そうよ、ミリス。貴方の一存で決まる事ではないのよ」ロイとサリアはたしなめるように、言った。「…それもそうね。なら、早速許可を取りましょう」「いや、あの…」ロイのあたふたする声を無視して、ミリスは外にいる兵士を呼ぶと、リグラを呼ぶように頼んだ。(ねぇ…ミリス先生、何かあったの
    いっと さん作 [430]
 
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