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いっと さんの投稿された作品が316件見つかりました。
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ソードメーカー17―?
ユミナは少しだけ頬を緩めながら、一つ小さく息を吐いた。「…?」ロザラムは怪訝そうな表情で、首を傾げた。二人が剣を構えたままそのようなやり取りをしている間、ラトは配下の騎士達が全員回復したのを見届けていた。まずいな…この威力は想像以上だ…―\rラトは苦い顔をしながら一つ小さく首を振ると、意を決して二人の側まで歩いて行った。「ユミナ。君に二つほど質問があるのだが…宜しいかな?」「…いいわよ」ユミナは
いっと さん作 [408] -
ソードメーカー17―?
ロザラムは瞬時に周囲を見渡すと、可能な限りの大きさの障壁を目の前に創り上げた。「甘いわね!」ユミナはそう叫ぶと、剣を掲げて光の塊を上空へ放った。「しまった!」ロザラムは唇を噛むと、急いで目の前にある障壁を移動させようとした。しかし、時既に遅く、「つあっ!!」というユミナの声と同時に、上空にある光の塊から放出されたエネルギー弾がロイ達に向かって降り注いだ。「うわあああ!」ロイ達はそのエネルギー弾の
いっと さん作 [440] -
ソードメーカー17―?
「…」ロイはユミナとルイス、リリー、ロザラムが戦っている光景を見つめながら、無意識のうちに剣を自分の首筋に当てていた。「あんた、何やってんのよ!」ミリスはロイの行動に驚いて、剣を握っている腕を掴んだ。「ミリス…姉ちゃん…」ロイは我に返って剣を首筋から離したものの、どこか哀しげな表情で下を向いた。「僕が死ねば良かったんだ…じゃなければ、こんな…」「っ!」ロイがそう呟いた瞬間、ミリスは平手で彼の頬を
いっと さん作 [430] -
ソードメーカー17―?
「大人しくしていればいいものを…まずはお前から始末してやる!」ユミナは復讐の邪魔をされた事に激しい怒りを覚えると、ルイスに容赦なく斬りかかっていった。「残念、貴方を恨んでいるのは彼だけじゃないのよ!」リリーはルイスに斬り込んだユミナの側面に回り込むと、彼女の脇腹に向かって剣を薙ぎ払った。「くっ!」ユミナはその攻撃を間一髪でかわすと、態勢を立て直して光のエネルギーを剣に込めようとした。「させないわ
いっと さん作 [519] -
ソードメーカー17―?
「っ!」ユミナは顔を歪めながら、先ほどの攻撃で痺れが走った方の手を振って、態勢を立て直した。どうやら剣術ではこちらに分がありそうだな…―\rロザラムはそう思いながら、剣を構えてジリジリと間合いを詰めていった。「ねえ、ロザラム。貴方、自分の復讐はもうやり遂げたのよね?」「…そうだ」「そう…でもね、私はまだやり遂げてないのよ」ユミナは鋭い眼差しでロザラムを睨みつけると、疾風のような速さで彼の右側を通
いっと さん作 [426] -
ソードメーカー17―?
リグラは疲れたような顔でぽりぽりと頭を掻きながら、近くの椅子に深く腰を下ろした。「さて…お喋りはここまでにしましょうか。援軍が来ると厄介ですからね」ユミナは髪を掻き上げながら余裕の表情で、ロイ達に手招きするような動作を見せた。「お前の相手は私がする。エミリア達には指一本触れさせんぞ」ロザラムはそう言って剣を構えながら、闇のエネルギーを解放した。「…やるじゃない。まだ力を隠していたみたいね。…だ、
いっと さん作 [561] -
ソードメーカー17―?
「それと…移動した場所も判明したのですが…」ライスはそこで言葉を切って、渋い顔をしながらぽりぽりと頭を掻いた。「…どうしたのだ?ライスよ。どこかまずい場所にでも移動していたのか?」「はい…実は、エリグラム砦へターンしたようなのです…」「なんじゃと!?」「!?」「!」リグラ、アリネス、ルークの三人は驚いて目を見開いた。「何という事だ!あそこは既に、奴らとの戦いの場になっているかもしれぬというのに!
いっと さん作 [436] -
ソードメーカー17―?
と、答えた。「エリクシオン…?あの、ジャビネス様が創造主より魔法の力を与えられたと云われている剣の事ですか…?」「ええ。彼はその魔法剣に呼びかけられて、封印された部屋の中に入って話をしたそうよ」「…なんと…」リグラは大きく目を見開いて、思わず唸った。「エリクシオンは何の目的でロイ君を呼び出したんだ…?」ルークは眉間にしわを寄せると、腕を組んで考え込んでしまった。「…寂しかったんじゃないかしら…百
いっと さん作 [405] -
ソードメーカー17―?
「それはちと飛躍しすぎではないか?」リグラはそう言って、首を傾げた。「…そうですね。ただ、彼等に関する情報で妙な事といったらこれしか無かったので、その可能性を考えたのですが…」ルークは小さくため息をついて、紅茶を一気に飲み干した。その時、宰相府の扉がノックされ、女王アリネスが護衛騎士と共に部屋の中に入ってきた。「リグラ、ロイ君達がこの城の中からいなくなったというのは本当なの?」アリネスは不安そう
いっと さん作 [445] -
ソードメーカー17―?
そこまで考えて、リグラは大きく首を横に振った。「五人を一気にターンできる騎士は、今ここにはいませんよ」「…ルーク」ルークは紅茶を飲みながら、落ち着いた表情でリグラを見ていた。「出来るとなれば、ラト様かエリック様でしょうが…両人共この城にはいません。それに、仮に誰かが使ったとしても、魔力の消耗が激しく、その後の行動に支障が出るのは確実です」「…確かにの。ならば、どのような方法で外へ出たと考える?」
いっと さん作 [415]