携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> いっと さんの一覧

いっと さんの投稿された作品が316件見つかりました。

 
  • ソードメーカー16―?

    一人の騎士が剣を構えて、猛然とグラムに襲いかかった。「ふっ!」グラムは余裕の表情でその攻撃をかわすと、勢いよく剣をその騎士の右脇腹辺りへ突き刺した。「がはっ!」騎士は悲鳴を上げながら、その場に倒れ込んだ。脇腹から溢れ出た黒い血が落ちて、篝火の明かりに照らされた地面を黒く染め上げていった。「っ!」騎士達はその様子を見て一瞬、肩を震わせた。「何だ?血は見慣れてねぇのか?おい」グラムは騎士達を侮辱した
    いっと さん作 [395]
  • ソードメーカー16―?

    闇が辺り一面を覆い、草木のざわめきが不気味なものに変容する時刻。ラトとその配下の騎士合わせて十名余りが、砦の前で立っていた「ラト様…本当に敵は現れるのでしょうか?」側にいた一人の騎士が不安そうな表情で、ラトに尋ねた。「分からん。だが、今は宰相殿を信じて、待つしかなかろう」ラトは砦の前にある篝火を眩しそうに見つめながら、首を横に振ると、一つ小さく息を吐いて答えた。その時、闇の向こう側に二つの人影が
    いっと さん作 [477]
  • ソードメーカー15―?

    「最後に一つだけ…この国の創設者ジャビネス様はなぜあなたを鎖で封印し、その誰も分からないような部屋に押し込めたのですか?」…それを答える訳にはいきません。「え…どうしてですか?」ロイは怪訝そうな表情で、エリクシオンに尋ねた。…さて、もういいでしょう。砦に行きたい人はロイに掴まりなさい。そうでない人は離れていて下さい。「…」「ロイ、返答はどうだったの?」「…答えたくないそうだよ」「やっぱりね」リリ
    いっと さん作 [405]
  • ソードメーカー15―?

    リリーは苦い顔をしながら、首を横に振った。「答えは分かってるけど…ロイ、エリクシオンの返答を聞かせて」「…」ロイはぎゅっと唇を噛み締めながら、エリクシオンからの返答を包み隠さずリリーに話した。「ち、ちょっと待って!それって、単にロイを実験体に使うようなものじゃない!」横でその話しを聞いていたミリスは、思わず声を上げた。「そうですよ。この話を私達に持ちかけたのは、才能開花の一点だけです。…つまり、
    いっと さん作 [414]
  • ソードメーカー15―?

    リリーは一呼吸置いて、更に続けた。「ロイに何かしらの才能があったとしても、それがその二人との戦いで開花する保証はどこにも無いはずです。無駄死にする可能性が極めて高いとは思いませんか?」リリーの言葉に、部屋の中は一瞬、静まり返った。…いいえ、開花する可能性があるのです。しかも、極めて高い確率で…。ロイはその言葉に息を呑みながら、リリーにエリクシオンからの返事を聞かせた。「そうですか。では、最初の質
    いっと さん作 [424]
  • ソードメーカー15―?

    ルイスは静かな表情で、言った。しかし、その声には強い怒りが込められていた。「ルイス…」ロイは少し暗い表情になると、一つ小さく頷いて、「…分かった。でも、無理はするなよ。お前が死んだら、亡くなった両親が悲しむからさ…」と、呟くように言った。「ああ、分かってる。こっちだって、死ぬつもりは無いよ」ルイスは小さく頷いて、真っ直ぐに前を向いた。「え…と、エリクシオンさん…でいいんだっけ?貴方はどうしてこの
    いっと さん作 [431]
  • ソードメーカー15―?

    「姉妹丼…」ルイスはそれを羨ましそうに見つめながら、呟くように言った。「お前もかーっ!」ロイはミリスとエミリアに腕を掴まれながら、突っ込んだ。「…ロイ、こうなったら、私を含めた五人全員をターン出来るか、そのエリクシオンっていう魔法剣に聞いてみたら?」リリーはその光景を見つめながら、深くため息をついて、ロイに尋ねた。「あ、そうか!その手があった!すいません、五人全員のターンって出来ますか?」出来な
    いっと さん作 [457]
  • ソードメーカー15―?

    「…でも、僕はまだこの城から出る事を許されていません。今から行く事は無理ですよ」その心配はありません。私のターンで砦まで転送できますから。「え…そんな事が…?」「ちょっと、ロイ!今からこの城を出るってどういう事よ!?」ミリスはロイの顔をじと目で覗き込みながら、尋ねた。「え、わ、いや、その…何か、エリクシオンが『砦の騎士達を守れる可能性があるのはロイ君だ。だからターンでそこまで転送してやる』、って
    いっと さん作 [454]
  • 俺とカーナビ

    「やっとカーナビを買えたぞ!さて…早速使ってみるかな…」『音声案内を始めます。行きたい場所を設定して下さい』「よし、〇〇町で…これでいいかな」『案内開始致します。…ほら、行くわよ!さっさとしなさい!』「え!?は、はい!」『ちょっと…ガソリン足りてんの!?〇〇町まで結構あんのよ!?』「だ、大丈夫です!」『…まあいいわ、止まってもあんたが苦労するだけだし…』(…何なんだ?これ…?)『ほら、そこ、右よ
    いっと さん作 [975]
  • ソードメーカー15―?

    「え…?」ロイは目を大きく見開いて、呆然となった。二人はロザラムを捨て駒として処分するようです。そして、砦の中にいる人たちも…。「っ!ロザラムさんが処分される!?」「!」ロイの発した言葉に、四人は驚愕の表情を浮かべた。「…どういう事…?」エミリアは恐ろしい形相でロイの側に立つと、彼の腕を掴んだ。「え、エミリア姉ちゃん!?」ロイは突然のエミリアの行動に驚いて、声を上げた。「ロザラムが処分される…?
    いっと さん作 [396]
 
利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス